GS美神極楽大作戦！！ 人物＆人外名鑑
愛子 ＃３９～ （声・伊藤美紀）
横島が通っている高校に住み着いている、古い机が変化した妖怪。学校に憧れており青春を味わってみたくて、３２年前に体内に時の止まった異界空間を造った。様々な時代の生徒たちを引きずり込んでは洗脳して、自らは学級委員長を務めつつ擬似学園生活を送っている。お約束の展開で美神に説得された後は、真面目な高校生として学校生活を送る事になる。
青カブト ＃１８７～
サーカスから脱走した熊。シロを人質に全国制覇しようとするが、返り討ちに遭う。
蒼月潮 ＃５５～
とらの封印を解いた事で獣の槍の継承者となり、妖との戦いを宿命付けられた中学２年生。
明子 ＃２２５～
おキヌの高校での友達。おキヌがラブレターを貰った事を早苗に話したらしい。
アシモト龍太郎 ＃２７１～
日本の衆議院議員にして、内閣総理大臣。ザンス王国のテロリストに幽閉され、成り代わられてしまう。
芦優太郎 ＃３２６～
国際企業「アシ・グループ」総帥の御曹子。２７歳。グループ会社を幾つか任されてもおり、芦不動産もその一つである。美神が住んでいる高級マンションに引っ越してきたのだが、あまりにもアシュタロスと似ているため、美神たちはかなり長い間警戒し続ける。
アシュタロス ＃２０７～
現在の魔族の在り方に疑問を持ち、聖書級大崩壊（ハルマゲドン）を引き起こそうとしている上級魔族。対抗勢力である魔族・神族・人間の全てを駆逐し、天地創造を行って全世界を統一支配しようとしている。２千年前にエネルギー結晶を使って究極の魔体を作り始めてからというもの、平安京における魂集め・中世ヨーロッパにおける人造モンスターの製造・天龍童子暗殺・ゴーストスイーパー協会の乗っ取り・元始風水盤による神族と魔族の勢力図の書き換え・人間への魔族製造技術の提供・月の魔力の取得など様々な計画を立てて部下に実行させ、自らの望む世界を創り上げようとしている。平安京で女婢守徒の裏切りによりエネルギー結晶を失ったため、彼女の来世である美神を探し出して結晶を取り戻すべく時間移動能力者の始末を配下に命じる。そして美神の存在を認識してからは、彼女を殺して結晶を魂から引き剥がそうと、バベルの塔を拠点として土偶羅魔具羅たちに美神自身を探させる。後に算段を整えて自ら動き美神を発見、美神を殺させないよう世界ゴーストスイーパー本部を核ミサイルで脅し、居場所を教えて美神たちを招待する。尤もこの時は失敗して取り逃がしたが、芦優太郎として美神に近付きエネルギー結晶の奪取に成功、遂に宇宙処理装置を完成させる。これを使って全ての争いを鎮め、冥界及び人間界の全てを浄化して、唯一無二の王になる事で自らの野望を達成しようとする。そもそも発展した人類の文明を守るために永久に邪悪な存在であり続け、勝ってはいけない戦いを繰り返さなければならない事が心底嫌で、永久に救われないならば滅んだ方がいいと考えていた。しかし自分自身かなりの力を持った魔神なので、何かの理由で滅んでも神魔のバランスを崩さないよう、強制的に同じ存在として復活してしまう事も知っていたのである。こんな魂の牢獄から抜け出したいが故に宇宙の創造を望み、そして願わくばきちんと死んで存在ごと滅びたいと考えている。
安邇羅 ＃１０～
式神１２神将の一つ「辰」。口から火を吹いたり、敵を石化させる事ができる。
アセトアルデヒド ＃８９～
酒好きの人間に取り憑き、酒癖を暴力的な方向に悪化させる悪魔。
アッラー ＃２４５～
イスラム教における全知全能の唯一神であり、神族の頂点に立って神界を治めている最高指導者の一人。宇宙を維持していく責任を持ち、魔族とは調和のある対立を続けるべく苦心している。
アナコンダー ＃１７～
キャラバンクエストⅤに出てくる敵モンスター。
アヤちゃん ＃６～
モガちゃんをとても大事にしていた女の子。モガちゃんが連れて行かれたことを母親が信じてくれないため、美神令子除霊事務所に相談に来る。
アラストル ＃３８２～
マジカル・ミステリー・ツアーの最後を飾る、悪魔のロボット。内部には低級霊が数匹纏めて入れられているが、力を抑える破魔札が安物だったために低級霊たちが合体し、高い知能を身につけてしまった。肉体がロボットなので、霊力を全て思考に回しているのである。そこでまずは油断していた美神を捕らえ、次は外に出てひと暴れしようと考えた。ただしあくまでも外部電源で動いているので自由には動けず、バッテリーで動く横島のロボットに乗り移って外へ出ようとする。
アルテミス ＃１８１～
ギリシャ神話における、月と狩りの女神。巫怨吏竜亡き後の人狼たちを従えていたといい、人狼の守護女神でもある。何故か男に対して個人的な恨みを抱いている模様。
安底羅 ＃１０～
式神１２神将の一つ「卯」。鋭い耳で敵を切り裂く事ができる。
安奈みら ＃２８０～
現在売り出し中の小説家。１８歳。１６歳でデビューして以来、「キャッツ・ボーイ」「花の女子校三人娘ラブラブミステリーツアー殺人事件」などのヒット作を飛ばし続けており、一冊平均１０万部売れているらしい。少し深刻なスランプに陥っていたのだが、道を尋ねてきた美神を見て創作意欲が湧いたらしく、こっそり除霊を見学する。途中で淀川ランプの悪霊に取り憑かれ体を乗っ取られるが、気を取り戻した一瞬の隙を突いて小説家として必死で悪霊に抵抗し、美神たちの手助けをする。
アン・ヘルシング ＃１４８～
曽祖父に憧れている、ヘルシング教授の娘。いつか自分も吸血鬼を退治するといって、曽祖父の吸血鬼退治の道具に長く接していたため、吸血鬼退治への執念が凝り固まった悪霊に取り憑かれてしまっている。ピートが初恋の相手だったせいか恋心が悪霊によって捻じ曲げられ、毎年毎年彼を成敗しようと付け狙っている。
イーム ＃６４～ （声・田中和実）
地上に住む竜神族の一人で、ヤームの弟。竜神族一の嗅覚を持っている他、腕を自在に伸縮させる事も出来る。元は竜神族の下級官吏だったのだが、職務怠慢を咎められて天界を追放され竜神王を恨んでいた。そこを女蜴叉に付け込まれて唆され、天龍童子を誘拐しようとする。事件解決後は天龍童子直属の部下となり、竜神族の端くれとしてヤームと共に身を粉にして働いているらしく、苦労の甲斐あって子供も出来たようである。
イエス・キリスト ＃２４５～
キリスト教の開祖であり、神族の頂点に立って神界を治めている最高指導者の一人。宇宙を維持していく責任を持ち、魔族とは調和のある対立を続けるべく苦心している。
生き人形 ＃６～
何の変哲も無い人形が、様々な霊的要因で意志を持ったもの。大抵の場合、持ち主を呪って何らかの被害を及ぼす。
石神 ＃１４３～
神社や祠に祀られている、ご神体の石に宿っている神。自分が祀られている周辺の土地を守護するのが仕事である。
伊集院隼人 ＃２８１～
安奈みらの小説「キャッツ・ボーイ」の主人公。超美形で女たらしのクールな高校生、しかしてその実体はＩＣＰＯに追われる謎の天才怪盗らしい。顔はＳＭＡＰの稲垣似であり、みかんちゃんにだけは弱いという設定である。
韋駄天 ＃７４～
元々は鬼だったが、仏道に帰依して神となった者たち。凄まじいまでの足の速さで有名である。
一文字魔理 ＃２３５～
六道女学院霊能科１年Ｂ組の生徒で、おキヌの同級生。非常に優しい気持ちの持ち主であり、おキヌにとっては学院で初めての友達となる。中学時代から煙草や万引きで何度も補導されていたらしく、同じ中学の出身である弓とはいつもぶつかり合っている。しかし本心では自分に無いものを全て持っている弓に憧れており、せめて霊能力だけは彼女のようになりたいと頑張っている。そして心を開き始めた弓と共に過ごしていく事で、徐々に親友へと近付いていく。またケーキの上でのサバイバル合コンのおかげか、タイガーと付き合い始めているらしい。霊力を込めた拳などによる肉弾戦を得意としているが、霊力の放射などによる遠距離戦も可能な万能型である。美神に憧れている女生徒の一人。
潜在意識（イド）の怪物 ＃３～
２０年前に度粉園女学院の校長が枯れ井戸に封印した、彼自身の煩悩の塊。妻が異常なまでに嫉妬深く、周囲の女子高生たちに鼻をのばす程度の事も許されなかったので、夜な夜な枯れ井戸に煩悩を叫び続けた結果、煩悩は形となって彼の身体から抜け出し女子高生に何も感じなくなったという。つまりこの怪物は、彼の積もり積もった執念が霊的な力をつけた存在なのである。
犬飼ポチ ＃１７６～
人間に対する復讐を目論んでいる、犬神族の人狼。八房を持ち出して辻斬りを続け、八房が得た霊力を体内に取り込む事で先祖返りをし、巫怨吏竜となって人間を皆殺しにしようとしている。
犬神族 ＃１７６～
人跡未踏の山奥に結界を張って隠れ住む、人狼の一族。人の姿で行動できるのは月の力が強い夜のみで、昼間は狼男のような姿となる。また月の満ち欠けによって能力も左右され、満月の時は最大限の力を発揮できる。それは彼らが巫怨吏竜の霊力を受け継ぐ子孫であり、巫怨吏竜が北欧の神々を滅ぼした後に自然との調和を望んでアルテミスに従った事が元になっている。本来は勇敢で優しい一族で、人間が狩猟を主にしていた頃は神として尊敬されていた。狼とは大神の意味であり、並の妖怪とは潜在能力のレベルが段違いだったためである。しかし農耕が始まって森の伐採や家畜の飼育が始まってからというもの、人間と人狼は深刻な対立をするようになったという。今では吸血鬼よりも個体数が少なくなり、たまにその復讐を目論んで人を襲う者もいるらしい。
犬塚シロ ＃１７６～
犬神族の少女で、犬飼に斬られた犬塚の娘。横島の「栄光の手」にいたく感服し、技の伝授を願って弟子入りする。父の仇討ちが完了した後は村に戻り、時々密猟者を近所の駐在に引き渡すなどして、好物のドッグフードを分けてもらっている。たまに横島のところへ遊びに行くなどしていたが、タマモと出会ってからは紆余曲折を経て共に美神令子除霊事務所に居候する事になる。。
伊能せいこう ＃９６～
東京に住む伊能家の一人息子で、平凡な小学生。ある日九能市姉弟が家にやってきてから、彼の平凡な人生は消し飛んでしまった。極力自分が目立たないように常に注意を払っていたのだが、九能市姉弟のおかげで必要以上に目立ってしまっている。なお、極度の運動音痴。
イフリート ＃９～
精霊の壺の中に封じられている精霊。千年前に悪さをしてアラーの神に捕まり、壺の中に封じられてしまったという。蓋を開けたものの願いを三つずつ叶え続け、決まった数の人間の願いを叶え終えると封印が解けるらしい。そのため少しでも早く数をこなそうと、願い事を曲解したり簡略化したりする。なおアラーの神の決定により、幽霊の願いは叶える事ができない。
インガ・リョウコ ＃３８７～
西暦２１９９年に美神たちを除霊しに来た、２００年後のゴーストスイーパー。自分のアンドロイドを使って霊を捕獲しては、コレクターや研究機関に売り飛ばしている悪徳スイーパーである。今回も美神の残留思念を捕獲する目的で除霊を引き受けており、オカルトＧメンに霊体の不法売買容疑で密かに指名手配されている。
因達羅 ＃１０～
式神１２神将の一つ「午」。時速３００ｋｍで走る事ができる。
陰念 ＃９５～
白龍ゴーストスイーパーで修業していたスイーパー見習いの一人で、女蜴叉の誘いに乗った内の一人。かなり短気で戦闘的な性格をしており、いつも自分を見下す態度を取る勘九郎や雪乃丞が心底気に入らない。切り札として魔装術を授けてもらいはしたものの、彼にはまだレベルが高すぎて思うように操る事が出来ないでいる。
ヴァンパイア・ハーフ ＃２５～
吸血鬼と人間の間に産まれたというハーフ。完全な妖怪とはいえないが吸血鬼の能力は全て受け継いでおり、人間よりは妖怪側に近い存在である。また彼らの血には吸血鬼同様に人を吸血鬼にする力があるが、同時に吸血鬼にされた人を元に戻す特殊効果も備わっているという。
ヴァン・ヘルシング ＃１４８～
１９世紀末、ドラキュラを退治した科学者。
ヴィスコンティ ＃１４６～
「世界最速の男」といわれた、プロのＦ１レーサー。レース中にマシンが大破する事故を起こし、病院に収容された後息を引き取った。しかしよほどレースに対する執念が強かったのか、自分が死んだ事も知らずゴールを目指してコースを走り続けている。
ウォン ＃１２８～
香港で有名な、一流の風水師。元始風水盤の針に生き血を吸わせる生贄に選ばれ、勘九郎たちの手で殺されてしまう。
宇宙刑事メットマン ＃１５３～
ＴＶで放映されている、特撮のヒーローもの。この主人公のお面に対して、重要文化財の神楽面が恋をしてしまう。
海坊主 ＃３８０～
小間波海岸沖の霊や妖怪たちを統率している亀の妖怪で、妖怪・幽霊連合軍総司令官。去年までは散発的な攻撃しかしなかった霊たちを纏め上げ、統率された奇襲で海岸を乗っ取ろうとする。
浦島太郎 ＃２８２～
昔話であまりにも有名な、丹後国与謝郡日置町筒川村の漁師。実は亀が横島と間違えてしまうほどにアホ面で女好きだったらしく、海岸でガールハントをしていてたまたま乙姫を釣り上げてしまい、外見に騙されて情熱的に口説き落としたという。ところが流石に地上の事が気にかかり、彼女に掛け合って地上へ返してもらった。その際必ず戻るという約束の印として玉手箱を貰っていたが、地上では３００年も経過していた事に驚いて、悲しみのあまり玉手箱を開けてしまった。その結果、中から出た煙を吸って老人になってしまったのである。
ウンチクマン ＃７８～
正しい日本語を（目的不明）べく、ガンコ一徹頑ななまでに己の道を歩み続ける男。「現代の匠」というテレビ番組で紹介されていた。
エクトプラズム ＃２５６～
美神が魔鈴めぐみとの魔法料理対決で使用した、不気味な材料の一つ。意志を持っており、形を変える事も出来る霊的物質である。
ＭＨＫシスターズ ＃５～
ＭＨＫのリポーターをしている美少女たち。幽体離脱して宇宙へグレムリン退治に行く横島に密着取材を行う。
エリス・ブラドー ＃血を吸う探偵～
ピートの遠縁の親戚で、ブラドー島で産まれた吸血鬼の少女。モリアーティー教授の研究材料として、モラン大佐によりブラドー島から攫われてきた。大量の血を抜かれた上、脳の一部を壊された事で仲間や家族の記憶を失っている。危ないところをピートに救われるが、今度は代わりにピートが捕まってしまったので、ピートを救い出すためにも言い付けに従いホームズを探す。しかし見つけ出したホームズはライヘンバッハの滝で既に死亡していたため、吸血鬼化させて何とか助命し改めてピートの救出を依頼、以後はずっと行動を共にする。当初は酷い目にあったせいで表情や感情の起伏がほとんどなかったが、ホームズと行動した事で徐々に回復し始め、勝気で元気な本来の性格を取り戻しつつある。
エンゲージ ＃２１～ （声・浦和めぐみ）
エミの契約書に括られている、契約の神。交わされた契約は絶対とし、背くものには死神風の鎌で死と地獄の制裁を与える。
小笠原エミ ＃２０～ （声・富沢美智恵）
小笠原エミゴーストスイーパーオフィスの所長を務める、一流のゴーストスイーパー兼呪術者。１０歳の時に両親を失い、引き取られた叔母の家を出てからは呪術の才能を生かして殺し屋稼業をしていた。とある死霊使いを殺した事件をきっかけに殺し屋を廃業し、ゴーストスイーパー資格取得試験に３位で合格する。本業である除霊業務をこなしながら、政府や国際機関の依頼で法の目をかいくぐる悪党に呪いをかけたりしている。ゴーストスイーパー国家試験で出会って以来美神とは犬猿の仲であり、出会う度に喧嘩ばかりしている。横島の類希なる非凡さに目を付け、年棒２千万・完全週休２日・社宅としてマンションも提供する破格の条件で引き抜きに現れるが、その本当の目的は美神と戦う際の切り札として呪いの儀式の生贄にする事だった。しかしその計画は見事に失敗、挙句に助手まで失ってしまう。その後、密かに妙神山で修業してパワーアップし、新たな助手としてタイガーを雇い入れることに成功する。必殺技は霊体撃滅波、悪魔の体をも貫く霊体貫通波。ちなみにブラドーの一件でピートに一目惚れし、出会う度にアタックをかけるようになる。
おキヌ ＃１～ （声・国府田マリ子）
３００年前の元禄時代に御呂地村で暮らしていた孤児の少女で、死津喪比女を鎮めるべく人柱になった地縛霊。享年１５歳。才能がなくて山の神になれず成仏もできずにいるので、登山客を殺して入れ替わる事で地縛を解こうとしている。ワンダーホーゲル部員と入れ替わって自由になってからは、成仏を目的とした自身へのお祓い代金を稼ぐ名目で美神令子除霊事務所に住み込みで働く事となる。日給３０円という薄給だが、本人は別に気にしていない。優しく温和な性格で人付き合いも上手く、人間・幽霊双方の人望も厚いほか、人の長所を見出すのも上手で徐々に横島忠夫に惹かれていく。幽霊であるが故に物質のすり抜けや空中浮遊ができるが、それ以外は普通の人間と何ら変わらず物を触ったり話したりも自由に出来る。
オクムラ ＃外伝～
エミに麻薬の売人の始末を依頼した、公安の幹部。
恐山 ＃１５８～
ふらっと国技館に現れた、江戸時代の伝説的な横綱。生前は連戦連勝を重ね、心臓発作で亡くなるまで一敗もしなかったという。
乙姫 ＃２８２～
龍宮城を治めている、下半身が蛇の美女。大昔に自分を釣り上げた浦島太郎に口説かれ恋に落ちたが、彼は地上の生活があるといって帰りたがった。仕方なく玉手箱を渡して別れたが、今でもずっと彼が戻ってくるのを待っている。ただそのせいで、浦島と間違われた男たちが何人も犠牲になっている。
鬼塚蓄三郎 ＃０～
３０年前に存在した、とある犯罪組織のボス。享年３２歳。残忍非道冷酷無比を絵に描いたような男で、その凶暴さで１０代にして一大勢力を築いたという。気に入らないものは見境無しに殺しまくり、自宅では一日平均１．４２人の割合で殺し続けたといい、あまりの事に部下も付いていけず造反されて殺された。しかし死後も成仏できずに自宅に留まり、取り壊そうとする関係者を次々と殺し続けている。その理由は、家に残っている恥ずかしいポエムを誰にも見られたくないからという羞恥心である。
小原 ＃２７７～
横島が通っている高校の、映画研究部部長。映画に人生を賭けているとはいえ撮影でワンカットを１２０回撮り直したり、完成したセットを全部作り直させたり、雲の形が気に入らなくて３ヶ月待ち続けたり、スタント・シーンで怪我人が続出したりと厳しすぎたため、部員たちが付いていけなくて全員退部してしまったらしい。キスを餌に横島を垂らし込んで美神から生き人形を借りてこさせ、更に撮影を手伝わせる気でいる。そして生き人形たちを役者として、「風と共に去りぬ」を撮ろうとしている。
御坊亀光 ＃４５～
御坊財閥の総帥で、御坊茶魔の父親。容赦なく厳しい人である。
朧 ＃２４９～
月神族の女性神で、迦具夜姫のお付き官女。意外に明るい性格で、異性にも興味があるらしい。多少のヒーリングができるという。
織姫 ＃２３～ （声・江森浩子）
魔力を持った機を織る一族の長。代々一族の中で最も美しい女が長となり、魔力を保つために世俗を捨てて険しい山の頂で独り機を織り続けているという。彼女が作る服はエクトプラズムを加工した糸で織ったもので、幽霊でも着る事が可能である。ただし安いものでも一着数百万はするらしい。
織姫 ＃３７８～
何億年も昔に彦星に恋をした、天星神族の娘。恋のせいで仕事が全く手に付かなくなってしまったため、怒った神によって天の川の両側に引き離されてしまった。しかし悲しむ二人を哀れに思った神により、七夕の日にだけ会う事が許されている。ただ長年付き合いすぎたせいか彦星には飽きてしまっており、ここ何百年かは七夕の日が来る度に女好きな男を見つけて浮気し続けているという。本来の顔は女性とは思えないほど怪物じみているが、浮気の際は変身能力で浮気相手の好みの女性に姿を変えている。
ガーゴイル ＃１５９～
ヌルが造り上げた人造モンスターで、通称「動く怪物の石像」。非常に固い体を持っており、通常の武器ではまるで歯が立たない。鳥型や火竜型など、様々な種類がある。
貝枝五郎 ＃８～ （声・堀秀行）
旧帝国海軍中佐で、幽霊潜水艦の艦長。鱶町とは海軍兵学校の同期生で、因縁のライバル同士だった。しかし軍の演習中に鱶町の艦が落とした本物の爆雷によって潜水艦は撃沈、無念の内に死亡して幽霊となってしまった。以来撃沈された恨みを晴らすため、舟幽霊や幽霊船長など海の妖怪たちを従えて５０年もの間鱶町と戦い続けている。
迦具夜 ＃２４４～
濃密な魔力に満ち溢れた月世界を治めている、月神族の女王。日本では「なよ竹のかぐや姫」として昔話に語られている、永遠の美女である。自分たちの主権を侵し、無法を続ける女蜴叉たちに心を痛めている。
禍刀羅守 ＃３４～
妙神山の修業場で飼われている、全身が刃物の蜘蛛妖怪。小竜姫の命令に背くなど、必要以上に反抗する悪癖がある。勝てば攻撃力が強化される。
金成木英理人 ＃３１～ （声・古谷徹）
金成木財閥の跡取り息子で、金成木三郎の息子。頭が良く行動力があり根性の太い美神に目を留め、財閥を切り回すためのパートナーとなって欲しくて結婚を申し込む。身分を隠して現場の労働者と一緒に働いたりする事もあるナイスガイだが、幼い頃から極度の怖がりで怪談を聞かされると取り乱して大泣きしてしまうほどである。去年亡くなった祖母はそれを面白がって、生前から何かと彼に怪談を聞かせ続けており、死んで幽霊になった今でも時々現れては怖がらせている。そのせいで、恐怖心から幽霊や妖怪の類を一切信じなくなっているらしい。
金成木三郎 ＃３１～
金成木財閥の当主。美神令子除霊事務所を懇意にしていてよく仕事を回してくれる他、年間１５０億は出してくれる上得意らしい。
カマイタチ ＃２７３～
ビル風に紛れて人を襲い続けている、三匹一組の風の妖怪。先頭が人を転ばせ、二匹目が切り刻み、殿が傷から霊力を吸い取って止血する。常に風の流れに沿って行動しているという。ちなみに「カマチュー」と泣く黄色いネズミもいるが、両者の関連性は不明。
鎌田勘九郎 ＃９０～
白龍ゴーストスイーパーで修業していたスイーパー見習いの一人で、女蜴叉の誘いに乗った内の一人。真性のオカマではあるが、雪之丞とは友達のような関係にある。ひたすら力を求める執念と忠誠心は凄まじく、雪之丞が女蜴叉を裏切った後もずっと忠実な部下であり続ける。魔装術を完全に会得しており、後に元始風水盤の作動で魔族そのものとなる。また霊力を使う人間、つまりゴーストスイーパーを倒すための修業も積まされている。
唐巣和宏 ＃１５～ （声・曽我部和恭）
東京にある教会を事務所としている、旭川育ちの一流ゴーストスイーパー。４５歳。学生時代にコーラス部に在籍していたほか、ヨーロッパで修行していた時はヘルシング教授のゼミにいた事もある。神父と呼ばれてはいるが、教会に無断で異教の儀式を行ったために破門されており、今では単なるニックネームとなっている。美神美智恵はかつての教え子であり、その縁で見習い中の美神の師匠も務めていた。美神とは違って金銭にまるで無頓着なので、報酬としての相場の金額さえ受け取らないことが多く、いつも生活費が足らなくて貧困に喘いでいる。ちなみに隠れＳＦファンである他、昔妙神山で修業した事もあり小竜姫とは知り合いである。１０年後には日本ゴーストスイーパー協会の会長に就任している模様。
ガルーダ ＃２３２～
南武グループが開発した心霊兵器の一つで、史上初の人造魔族。元はバリ・ヒンズーの魔鳥として伝わっている鬼神だが、これは女蜴叉の伝手で霊体片を入手・培養しある程度育ってから制御装置と呪縛を組み込んだもの。中級魔族クラスの実力を持っており、凄まじい反射神経と闘争本能で敵を間合いに入らせない上、その攻撃は物質だけでなく霊的構造も粉々にしてしまう程。ただ強力すぎるが故に制御にはコンピュータの力を借りなければならず、それが壊れた時はあらゆるものを破壊するだけの存在となってしまう。
神崎 ＃５０～
日本国自衛隊空軍に所属する二等空尉。コード４５０の自衛隊機の機長を務め、コースに沿って順調に飛行中だったが、２本の箒と幽霊の出現によってすっかり混乱してしまう。
神無 ＃２４９～
月警官の長を務めている、月神族の女性神。誇り高く真面目な性格であり、地球の人間たちに対して協力的な迦具夜姫の態度に、少なからず不満を抱いている。しかし戦いの中で美神たちの実力を認め始め、次第に心から協力するようになる。
鬼道政樹 ＃１２０～
鬼道家の一人息子。幼い頃に冥子のせいで大怪我した事があり、今でも彼女を恨んでいる。また父親も冥子の母に求婚を断られ、冥子の父の会社のせいで事業に失敗し、その挙句借金も断られた事で六道家を恨んでいる。かくして親子の気持ちは一つとなり、復讐のために死ぬ思いで修業して夜叉丸を使いこなせるようになったらしい。そこでお互いの式神を賭けた正式な決闘を六道家に申し込み、冥子と戦うことになる。しかし残念ながら冥子ほどの才能は無く、一度に６匹以上の式神を扱おうとすると暴走して制御できなくなってしまう。決闘に敗れた後、経緯は不明だが六道女学院で教師を務める事になったようで、霊能科１年Ｂ組の担任となっている。
複合妖獣（キマイラ） ＃８３～
とある飛行場で暴れ回っていた妖怪。一度は美神から逃げおおせたが、タイガーの霊力に恐怖して舞い戻ってしまう。
鬼門 ＃３２～ （声・右／江川央生、左／田中一成）
妙神山の修業場で、門を守っている左右の守護鬼神。忠実な小竜姫の下僕であり、門を通ろうとする者の実力を試す。
逆天号 ＃２８９～
アシュタロスが創り出した移動要塞で、カブトムシ型の兵鬼。大きさは伸縮自在で普段は異空間潜航装置によって異界空間を飛んでおり、土偶羅魔具羅率いるパピリオ・ベスパ・ルシオラたちの拠点である。アシュタロスの魔力をエネルギー源に尋常ならざる攻撃力を内包していて、冥界と神族の拠点を結ぶチャンネルや時間移動を遮断する妨害霊波、妙神山も一撃で消滅させる断末魔砲、ミサイルで囲んだ空間を一気に吹き飛ばす逆天砲魔、あらゆる攻撃を無効化する霊波バリアーなどの装備が積まれている。
キャメラン ＃２９４～
パピリオが拾ってきた亀に、ルシオラが術をかけて創った魔物。５千マイト程の戦闘力を持つ。奈室安美江が女婢守徒の転生先であるかどうかを調べるため、カメラマンに変装してゴジテレビ本社に入り込む。
キャラット ＃２６８～
父と共に日本を訪れた、ザンス王国王女。横島が犯人として逮捕されたのを知り、自分の手で横島を裁こうと牢から連れ出す。しかしすぐにそれが誤解だと分かり、美神たちに協力してテロリスト捕縛のために行動する。
吸血鬼 ＃２５～
人間の血を吸う事で、その人間を魔力で支配する妖怪。血を吸われた者は吸った者に絶対服従するしかないが、もしも彼等同士が血を吸い合って大勢の血を吸った者が負けた場合、秩序が崩壊して魔力が消滅し血を吸われた人間たちは元に戻るという。また彼らは吸血以外にも、空中浮遊、植物の精気吸収、体を霧に変えるバンパイア・ミスト、霊視ゴーグル並みの観察力を誇るエビル・アイなどの特殊能力を持っている。ちなみに、ニンニクだけは大の苦手。
キヨ ＃１７０～
西条の身の回りの世話をしている老婆。現在はネオ東京ホテルの西条の部屋で家事手伝いを行っている。
キョンシー ＃２３９～
六道女学院霊能科１年Ｄ組の代表者が使役している式神。「壱」「弐」「参」「四」の四鬼がおり、術者に従って敵を攻撃する。
切り裂きジャック ＃３６２～
百年前にロンドンで大量殺人を犯したカミソリ。斬られた者は霊力を奪われ精神を乗っ取られてしまうが、死体を操ることはできない。百年の歳月を経て英国から日本に流れてきて、最初に手に持った骨董屋を皮切りに既に３人を殺害している。何故か宿主は女性の方が相性がいいらしい。
近畿剛一 ＃３５８～
現在売り出し中の、大阪出身のアイドル俳優。本名は銀一といい、小学校時代は横島の同級生であだ名は「銀ちゃん」だった。当時夏子に告白したが、振られてしまったらしい。「踊るゴーストスイーパー」で主役の横山を演じており、映画化に当たって役作りをやり直すために美神の仕事を見学に来る。
九能市氷雅 ＃９１～
代々伊能家の男子に仕える九能市家の娘で、妖岩の姉。１８歳。伊能せいこうの身辺警護を任務としているが、何故かゴーストスイーパー資格取得試験を受けに来ており、２次試験で横島と対戦する。霊刀ヒトキリマルを武器としており居合い斬りが得意なほか、霊的な格闘術も心得ている。ちなみに、妖岩の気持ちを理解できるのは彼女だけである。
九能市妖岩 ＃９１～
代々伊能家の男子に仕える九能市家の男子で、氷雅の弟。伊能せいこうの身辺警護を任務としている。極度の照れ屋で、まともに人と話す事が出来ない。
九兵衛 ＃７４～
速さに執着するあまり、仏道に背いて地上に降りた韋駄天の一人。首都高速や線路で車や電車を相手に競走し、自分より遅いものを破壊して回っている。数日間の必死の修業によって超加速までも会得し、八兵衛に挑戦状を叩き付ける。
食人鬼女（グール） ＃２３１～
南武グループの手で心霊兵器にされてしまった、精霊の一種。封じられている壺に呪法をかけて括ってあるらしい。横島に「恋」の文殊を飲まされたおかげで、文字通り横島に恋してしまう。
葛の葉 ＃２２３～
アシュタロスのアジトに残されていた精製前のエネルギーを使い、人間となった女婢守徒・フェレスの姿。アシュタロスに殺された高島の２つ目の願い通りに人間となり、３つ目の願いである再会を信じながら、西郷に義妹として世話になる。ちなみに、安倍晴明の母であるらしい。
工藤新一 ＃２７１～
帝丹高校２年の生徒で、類希なる頭脳を持つ高校生探偵。ジンとウォッカにアポトキシン４８６９を飲まされ、小学１年生の体格になってしまった。以来江戸川コナンとして毛利探偵事務所に居候しながら、ジンとウォッカを追い続けている。
宮毘羅 ＃１０～
式神１２神将の一つ「子」。霊視能力を持っている。
グラヴィトン ＃２６２～
大英博物館に所蔵されている、デブで一つ目の悪魔像。古代フトール帝国の神殿に祀られていた重力を操る魔神で、フトール帝国の人々はこの像に生贄を捧げて体重の軽減を祈ったという。気に入らない相手には、当人の霊力をエネルギーに体重がどんどん増える呪いをかける。今だけ特別に、東京国立博物館の失われた文明展で展示されている。
暮井緑 ＃３５２～
画家志望の女性。モチーフの表面ばかり見ていて内面まで描けていないため、様々な展覧会で落選し続けている。そんな時厄珍堂を見つけて何となく立ち寄り、ドリアン・グレイの絵の具を買ってしまう。それで自画像を描いた事で分身と入れ替わってしまい、絵の中に閉じ込められてしまった。分身の方は横島たちが通う高校に美術の教師として赴任し、横島も自分と同じ状況にしてしまう。
グレムリン ＃５～
悪戯と機械いじりが大好きな西洋の妖怪。名前は「翼のある小悪魔」という意味で、第一次大戦中はよく飛行機に悪戯をしてパイロットを震え上がらせたという。本来は大人しい性格で、人に危害を加えることはまず無い。またきれいな歌声を苦手としており、これを聞くと嫌がって逃げ出してしまう。ちなみに彼らが起こす故障は、エンジニアの間でグレムリン効果（ＧＥ）と呼ばれている。
クロサキ ＃５６～
村枝商事に勤めているサラリーマン。専務の秘書のような事をしているが、横島夫妻の能力を正当に評価しており、彼らが本社に戻ってくることを強く望んでいる。
クワガタ ＃２９７～
日本プロ野球界で活躍している、ジャイアンズの投手。みつけた君の誤作動によって女婢守徒の転生先の候補にされ、土偶羅魔具羅たちに狙われてしまう。
ケイ ＃１５０～
とある山奥に母の美衣と住んでいる、化猫の妖怪。
啓子 ＃５６～
村枝商事に勤めているＯＬ。昔横島大樹と付き合っていた女性の一人である。
ゲソバルスキー男爵 ＃１６０～
ヌルの足の一部が変化した魔族で、暗黒騎士団の隊長。ヌルの分身なので、ヌルが死なない限りいくら殺されても再生できる。
月警官 ＃２４５～
月神族に仕えている、月の警備隊。何度か出撃しているが、女蜴叉たちの侵略を退ける事が出来ずにいる。
月神族 ＃２４４～
神族にも魔族にも属さない、月に住む精霊たち。迦具夜が頂点に立って月世界を治めており、全員が女性神である。彼女らの住む世界は物質界と霊界の境目、いわゆる亜空間にあるらしい。
ケルベロス ＃１３１～
地獄の番犬と恐れられる、３つ首の巨大な犬。現在はパピリオのペットだが、女蜴叉はこれをモチーフに作った石像を香港で門番として使っている。体表面があらゆる霊的攻撃を跳ね返す素材で覆われているが、単純な物理攻撃に対する耐久力は低い。
ケンちゃん ＃７～
半漁人が出没するホテルに、彼女と一緒に泊まっていた男性。
犬土 ＃２５６～
美神が魔鈴めぐみとの魔法料理対決で使用した、不気味な材料の一つ。目のない豚のような姿で、呪いによって生み出されるという。
剛練武（ゴーレム） ＃３３～
妙神山の修業場で飼われている、一つ目の妖怪。強い力を持っている他、非常に固い甲羅で覆われている。勝てば防御力が強化され、霊の攻撃に対して今までとは比較にならない耐久力が手に入る。
ゴーレム ＃２３１～
南武グループが開発した心霊兵器の一つで、魂を持つ石像。軍事仕様であるため、体中に武器が仕込まれている。倒すには股間に書かれているＥＭＥＴＨ（真理）という文字を、Ｅを消してＭＥＴＨ（死）にする必要がある。
小次郎 ＃１２～
日本中に９９のビルを持つ社長が、戦前の子供の頃に飼っていた犬。父親が事業に失敗して大阪に夜逃げする際、仕方なく家に残されたという。彼は死んで幽霊となってからも言いつけを忠実に守り、ずっと家を守護している。
古代中国石像 ＃５２～ （声・江川央生）
厄珍が最近手に入れた骨董品。横島が零したホレ薬がかかってしまい、横島への愛を求めて暴走する。
ゴロゴ１３ ＃３０～
関東の暴力団を取り仕切る老人に雇われている剣客。シメサバ丸に怖気づいて逃げ出したため、実力の程は不明。
コンプレックス ＃５１～ （声・松尾銀三）
夏の陽気の影に犇く、陰の気を啜る妖怪。人間たちのマイナス思念が固まって、最近生まれたばかりの下等妖怪である。夏が何よりも嫌いで若者たちの明るい青春に水を差したくて、妖気でハイレグの水着を作り出し適当な浮遊霊に憑依して悪さをさせている。
金毛白面九尾の妖狐 ＃３５５～
かつて中国とインドを壊滅的な混乱に陥れ、平安時代に日本に流れてきた狐の妖怪。伝説では行く先々で国家元首が病で倒れ、クーデターや大量虐殺が発生する「傾国の怪物」として恐れられている。しかし実際は、利口な妖狐が安全を求めて権力者に愛されようとしただけであり、政治混乱の火種はそれ以前から燻っていた可能性が高いとされている。簡単には見破れない変身能力や幻惑能力、狐火などの様々な妖力を持っている他、油揚げが大好物。
西郷 ＃２１５～
延喜４年（９０４年）頃に平安京で活躍していた陰陽師で、西条の前世。極めて真面目な性格であったため、同期の高島とはずっとそりが合わなかったようである。女婢守徒と高島を追っている時に美神たちと出会い、信用して協力するようになる。
西条輝彦 ＃１６７～
美神美智恵の弟子で、オカルトＧメン日本支部長。２８歳。身長１８０ｃｍ、体重６７ｋｇ。イギリスに留学し、そこでオカルトＧメンに就職した。貧しい人がゴーストスイーパーに依頼できない日本の現状を変えるべく、美神をオカルトＧメンにスカウトしようとする。また彼は美神の初恋の人であり、横島にとって強力なライバルとなる。銃も剣も両方使える西洋合理主義者で、人間も霊も斬れる霊剣「ジャスティス」と銀の銃弾を装填した銃を携帯している。ちなみに美神や横島とは前世である西郷の頃からの付き合いである他、プロ野球はジャイアンズのファンである。
冴子 ＃５６～
村枝商事に勤めているＯＬ。昔横島大樹と付き合っていた女性の一人である。
サタン ＃２４５～
魔族の頂点に立ち、魔界を治めている最高指導者。宇宙を維持していく責任を持ち、神族とは調和のある対立を続けるべく苦心している。
サブ ＃４～
かねぐら銀行に強盗に入ろうとした男の片割れ。押し入る前に自動車事故で死亡してしまったため、幽霊となって無念を訴え続けている。
サンタクロース ＃７０～ （声・飯塚昭三）
クリスマス・イブの夜、トナカイのソリで子供たちにプレゼントを配って回る老人。プレゼントを配るのは良い子も悪い子も関係ないが一人で配れる人数は限られているので、毎年クジ引きで１２０人の子供にだけプレゼントを渡すらしい。持っている袋は特殊なものであり、手を入れるとその子供の欲しいものが自動的に出てくる。ただしあくまでも子供の願望を叶えるものなので、例えば大人の欲しいものを出そうとしても、その人が子供の頃に欲しかったものが出てきてしまう。またプレゼントを渡すのは一生に一度きりなため、２回目以降はただ同じものが出てくるだけ。
珊底羅 ＃１０～
式神１２神将の一つ「巳」。体から電撃を発する事ができる。
ジークフリード ＃２０５～
魔界から妙神山へ派遣留学生として来ている、魔界軍情報仕官の少尉。ワルキューレの弟。普段は魔族の衝動を理性で抑えているが、軍の厳しい訓練を受けた影響でベレー帽を被ると条件反射で戦闘的な性格になってしまう。ちなみに、彼の一族はキリスト教に駆逐されるまではヨーロッパで神の地位にいたらしく、理性で衝動を抑えられているのはその先祖帰りだからである。
ジェームス伝次郎 ＃８２～
半年前に自動車事故で亡くなった歌手。最後にもう一度だけ歌手として客の前で歌いたくて、それが心残りで成仏できずにいる。そこでもう一度ブラウン管に返り咲くため、美神に頼み込んで特訓を受けることになる。その結果見事に幽霊演歌歌手として再デビューを果たし、彼のギャラは美神が報酬として受け取っている。「捨てた女の涙酒」などの曲でヒットを飛ばしているらしい。
式神 ＃１０～
契約者の影に棲み、契約者の意に従う鬼。それぞれに特殊能力と弱点とがあり、一定の力を使いきったら契約者の影の中に戻ってしまう。契約者がいないか見付かっていない場合は、お札などに封印されている。
式神１２神将 ＃１０～
六道家が代々所有している、最強の式神たち。宮毘羅・伐折羅・迷企羅・安底羅・安邇羅・珊底羅・因達羅・波夷羅・摩虎羅・真達羅・招杜羅・毘羯羅の１２体である。
死津喪比女 ＃１９３～
３００年前の元禄時代、御呂地岳に棲んで地震や噴火を引き起こしていた地霊。土地の藩主に雇われた道士と、人身御供となったおキヌの力で長い間封印されていた。しかしおキヌの地縛を美神が解いてしまった事で、長い間停止していたエネルギー供給が再開されてしまい、ずっと復活のためのエネルギーを蓄えていたのである。ところがおキヌが突然戻ってきて供給を遮断したため、エネルギーを得ようと地上に現れる。地脈に深く根を張って本体である球根は地中深くに隠しながら、地上に伸ばした無数の花と葉虫の部分で人を襲う。また霊的な毒を盛った花粉をばら撒いて、自分だけのテリトリーを作る事も可能。更に本体である球根には巨大な目が付いており、強力な雷撃を放つことも出来る。ただあくまでも植物の妖怪なので、火にだけは弱い。
死神 ＃１５４～
非常に慈悲深い、神に仕える農夫。寿命のきた命を刈り取って、迷わないよう天国に送り届けるのが仕事である。ただ死ぬのではなく、彼に看取ってもらえるのはとても幸運なことであるらしい。
渋鯖人工幽霊壱号 ＃６９～
東京の一等地にある屋敷そのもので、渋鯖男爵が作り上げた人工霊魂。屋敷自体は旧渋鯖男爵邸であり、区役所には息子として登録されている。耐火・耐震・耐霊建築の堅固な建物だが、強力な霊能者の波動を受け続けていないと消耗してしまうらしい。美神を所有者として認めてからは、屋敷周囲に強力な結界を張り新しい事務所として忠誠を誓っている。
渋鯖男爵 ＃６９～
戦前のオカルト研究家。人間嫌いで生涯独身であり、人工霊魂を作ろうとしていたという。
シメサバ丸 ＃３０～ （声・佐藤正治）
意志を持っている妖刀。多少の封印など簡単に打ち破る念波を発し、人間を操ってひたすら人を斬り続ける。
影法師（シャドウ） ＃３３～
人間の霊格・霊力・その他全ての力を取り出して、形にしたもの。つまり、その人の分身そのものである。
娑婆鬼（シャバンニ） ＃２５７～
座敷童などと同様に子供の魂から生まれた妖怪で、列記とした鬼の一族。夜叉鬼の弟であり、鬼ヶ島には数多くの家族がいる。子供の遊びで勝負を挑み、負かした相手の尻子玉を抜く。取り戻すには、勝負を受けて勝利するしか方法はない。
招杜羅 ＃１０～
式神１２神将の一つ「戌」。怪我や病気の治療を行う事ができる。
小竜姫 ＃３２～ （声・山崎和佳奈）
妙神山の修業場で管理人を務めている、竜神族の一人。超加速なども会得している神剣の使い手で、戦闘能力はかなり高い。ただあくまでも妙神山を本拠地とする竜神なので、あまりにも山から離れた外国などでは３分動くたびにしばらく休まなければならない。修業場では試験官も兼任しており、彼女に勝てばサイキック・パワーの総合的な出力が上昇する。ちなみに背中の逆鱗に触れられると本体である竜に変化してしまい、辺り一面焼き尽くすまで元には戻らない。
ジョー ＃２０～ （声・平野正人）
小笠原エミゴーストスイーパーオフィスのスタッフの一人。除霊などの際に他のスタッフと共に肉の壁となってエミの四方を固め、彼女に近付こうとする霊の接近を阻むのが仕事である。
心眼 ＃９１～
小竜姫に竜気を吹き込まれて擬似生命を持った、横島のバンダナ。横島の精神エネルギーをコントロールして１００％活用させてくれる他、適切なアドバイスで横島を勝利へと導く。
神族 ＃３２～
キリスト・ブッダ・アッラーの３人を頂点とする、神界に住んでいる一族。現在魔族とは冷戦対立中だが、聖書級大崩壊（ハルマゲドン）を回避するために和平への道を模索中である。
真達羅 ＃１０～
式神１２神将の一つ「酉」。亜音速で飛行する事ができる。
神野 ＃２４１～
六道女学院霊能科１年Ｇ組の生徒で、クラス対抗戦の代表の一人。心理攻撃で相手を精神汚染し、幻覚を見せて戦意を喪失させる特技を持っている。日本から一度も出た事がないらしく、海外旅行に対してコンプレックスを抱いている。
スカベリンジャー ＃２５４～
魔鈴めぐみが自宅で飼っている、死肉を食べる魔鳥。滅多に人に馴れないという。
須狩 ＃２２９～
南武グループリゾート開発部に勤めているＯＬ。会社で開発した心霊兵器の性能をテストするため、美神たちに虚偽の依頼をして会社の建物に招き入れ、様々な刺客を差し向けてデータを収集する。ちなみに、ガルーダを作ったのは彼女のプロジェクトチームであるらしい。
菅原道真 ＃２１５～
平安前期の公卿・学者・文人で、菅原是善の子。享年５８歳。宇多天皇の信任が厚く、寛平六年（８９４年）遣唐使に任ぜられたが献言してこれを廃止。延喜元年（９０１年）藤原時平の中傷により大宰権帥に左遷され、配所で没した。学問・書・詩文に優れていたため菅公と称され、後世では学問と雷を司る天満天神として祭られるが、それと同時に左遷された恨み辛みが凝縮した怨霊として恐れられることになる。しかも怨霊の方は、平安京に霊力の多い魂を求めて現れたアシュタロスに操られ、魂集めに協力している状態。
鈴女 ＃２７８～
ドイツで生まれたという妖精の生き残り。日本で環境庁に発見され最貴重種特別保護妖獣として保護される事になったのだが、噛み付いて引っ掻いて逃げ出してきた。ドイツから繁殖を目的にずっと「渡り」をしてきたが、中々気に入るオスに巡り会えずにいる。何故か美神を男と勘違いして惚れてしまい、結婚しようとして事務所に勝手に居候することになる。１分間だけ人間大の大きさに変身出来る。
スドーやすひろ ＃４４～
失楽園遊園地に、友人と一緒に訪れていた男性。偶然パイパーの魔力を受けてしまい、子供にされてしまう。
スライム ＃１１２～
アメーバ状の体を持つ、最下等妖怪の一種。霊気が弱くて接近にも気付きにくく、攻撃しても致命傷を与えるのは難しい。一滴も残さず全て焼き尽くさないと、すぐに復活してしまう。会話できる程度の知能を持ち、人間の皮を食う。
斉天大聖老師 ＃２０６～
ヒンズー教では民衆の守護神、日本では山の神として崇められている猿神。神界屈指の実力者といわれており、小竜姫の上司兼師匠。妙神山において最も過酷な修業である、ウルトラスペシャルデンジャラス＆ハード修業コースを担当している。自らの精神エネルギーで修業者の魂を加速させ、出力が増している内に潜在能力を引き出させるのである。またその手助けとして、伸縮自在の如意棒を武器に戦闘の相手も務めている。
精霊獣 ＃２６８～
精霊獣石から生み出される、精霊石のパワーを鬼神の姿に凝縮したもの。精霊獣石を扱う主人の命令には絶対服従であり、戦闘能力も非常に高い。使う人間の能力によって形態も変わるため、時には自ら話す事が出来るようになる事も。彼らは精霊石を消費してパワーを得るが、王族付きの者は特別にパワーが高いので余計に多く精霊石を消費する。並みの武器や除霊道具などは一切通用せず、戦うには同様に彼らの主人となって彼らを操るしか術は無い。
セイレーン ＃１４５～
魔力の籠った歌声で船乗りを惑わせ、水を操って人を殺す妖怪。海上は彼女の独壇場であり退治するには歌で負かす以外にないが、歌合戦に負けた人の船は自動的に沈んでしまう。６００年前に地中海でカオスに倒され、日本近海まで流れて来たらしい。
セバスチャン ＃１７５～
貧乏神の試練「裕福のドア」の向こう側で、横島の執事をしていた男性。
ゾンビ ＃１２６～
女蜴叉がキョンシーの技術を応用して作り上げた、特製のアンデッドたち。動きが素早くダメージにも強いほか、高い知能も持ち合わせている。
タイガー寅吉 ＃８３～
小笠原エミゴーストスイーパーオフィスのスタッフで、エミが見つけてきた新しい助手。一種の精神感能者で、相手にジャングルなどの幻覚を見せる能力を持っている。またその幻覚の中にいる内は姿を消すことも出来るため、幻覚に紛れている限り彼は最強である。ただし故郷では「セクハラの虎」として嫌悪されている本能丸出しのケダモノで、エミの吹く笛によってようやく自制出来ている（普段の極度の女性恐怖症は本性の反動）。何故か横島が通っている高校に転校してきて、しかも同じクラスに入ってくる。最近はケーキ上でのサバイバル合コンのおかげか、魔理と付き合い始めているらしい。
大魔球１号 ＃２９７～
ベスパが野球ボールから創り出した、一つ目の魔物。３２００マイトほどの戦闘力を持つ。弱点は雨。
タカシ ＃１８～
厄珍がよく見ているドラマの登場人物。何故か関わる女性みんなに色香で迫られてしまうようである。
高島 ＃２１５～
延喜４年（９０４年）頃に平安京で活躍していた陰陽師で、横島の前世。実力は確かだが陰陽寮に何かと逆らうばかりか、貴族平民問わず片端から夜這いをかけ続けていたため、検非違使に逮捕されて死罪が確定したらしい。ひょんな事から女婢守徒・フェレスと出会い、１つ目の願いとして自分に惚れさせた事が後々の流れを変えていく事になる。ちなみに、西郷とは陰陽師の同期である。
高橋留美子 ＃３７０～
『勝手なやつら』によって、少年サンデーにデビューした新人漫画家。デビュー作を週間連載用に直すためにアイデアを練っていたが、チューブラー・ベルに操られた吾妻公彦と半裸で駆け回る美神美智恵を見て『うる星やつら』を考え付いたらしい。
高松 ＃３９～
愛子に異界空間に引きずり込まれた生徒の一人。
伊達雪之丞 ＃９１～
白龍ゴーストスイーパーで修業していたスイーパー見習いの一人で、女蜴叉の誘いに乗った内の一人。小学生の時はミニ四駆に熱中していたらしく、「ダテ・ザ・キラー」と名乗って「プテラノドンＸ」を駆り、１９８９年のミニ四駆タマヤカップで横島を苦戦に追い込んだ事があるらしい。赤子の頃に母を亡くしているせいか多少マザコンの気があるが、勘九郎とは友達のような関係である。初めて出会った時から横島の事を過大評価しており、しかも横島がその期待を何故か裏切らないのでずっと誤解し続けている。自分の試合に横槍を入れられた事がきっかけで女蜴叉を裏切り、香港を根城にモグリのゴーストスイーパーとして裏の世界を渡り歩くことになる。ゴーストスイーパー紛いの仕事をしては、その報酬で修業と旅行を繰り返しているとか。ただ元始風水盤の事件解決に協力したことで、ゴーストスイーパー協会のブラックリストからは外された模様。またケーキ上でのサバイバル合コンのおかげか、弓と付き合い始めているらしい。魔装術をほぼ完全に会得していて戦闘能力は非常に高く、後に妙神山で修業をしてからは魔装術を完全に会得して戦闘能力が更にアップしている。
タマモ ＃３５５～
殺生石の欠片が霊力を溜める事で生まれた、九尾の狐の少女。玉藻前だった頃の記憶などは一切無いが、生まれてすぐに人間たちに追い立てられて軽い人間不信に陥っている。しばらくは変身能力を使ってその日暮らしをしていたが、紆余曲折を経てシロと共に美神令子除霊事務所に居候する事になる。
千穂 ＃１５～ （声・渕崎ゆり子）
美神の女子校時代の後輩。文字通り何でもできる美神に憧れている。とあるアンティークショップでイヤリングを買って付けていたが、それには以前唐巣神父が祓った悪霊が憑いていたため体を乗っ取られてしまう。
チャッピー ＃１２～ （声・山田恭子）
日本中に９９のビルを持つ社長の飼い犬。ものすごく躾の悪い犬で、飼い主である社長以外にはまるで懐かない。しかもその社長に対してさえ愛想がいいのは表面のみで、本心では全く自分の主人とは認めていない。
チューブラー・ベル ＃３６６～
霊体癌（エクトプラズム・キャンサー）とも呼ばれる、非常に珍しい特殊な悪魔。自らの種を植え付ける事で人間の霊体に寄生、ゆっくり増殖して正常な霊体を魔物に変異させていく。そして宿主の霊体が全て魔物に変わった時、宿主の肉体を喰い破ってしまうという。しかも除霊しようとすると宿主の霊体を通じて脳や心臓を攻撃するため、外からは誰も手が出せない。美神美智恵の両親に除霊しかけられた妖怪が何故か種を所持しており、小学生だった美智恵が種を植え付けられてしまい彼女の体を蝕み続けている。
地霊 ＃１９３～
大地に棲む精霊、あるいは地脈からエネルギーを吸い取って生きる妖怪。
通信鬼 ＃２０３～
魔界に棲んでいる鬼の一種。同種の仲間とであれば遠距離はもちろん異界とでも交信が出来るため、名前どおり通信に使われている。
ツクモガミ ＃２４～
一般に、長く使った道具や品物に宿る魂のこと。
低級霊 ＃４～
幽霊ともいえない雑多な霊の集まりで、粘着性の流動体。美神が時給５００円で雇っており、使いようによっては非常に役に立つ。例えば弾丸の代わりに発射すれば、その気持ち悪さで戦意喪失を狙える。
哲 ＃２５７～
とある小学校のＰＴＡ会長の息子で、ヒロシとは双子の兄弟。ミニ四駆では多少名の知れた子で、色々なレースでヒロシと共に優勝し「爆走兄弟」と異名を取っている。彼の愛車「サイバー改」で娑婆鬼と勝負するが、惜敗して尻子玉を取られてしまう。
デミアン ＃２０７～
一流の殺し屋として通っている魔族で、アシュタロスの部下。ベルゼブルたちと共に人間界に現れ、美神の命と魂を狙う。本体は非常に小さな魔物だが念動力は凄まじく、人間の子供ぐらいの形をした肉の塊を操って変幻自在の攻撃を行う。本体を見つけて叩かない限り、肉の塊はいくら攻撃しても当然ダメージなど無い。
テレサ ＃７９～ （声・川村万梨阿）
偶然発見されたマリアの設計図を参考に、カオスと厄珍が作り上げた高性能アンドロイド。人工霊魂が宿ると同時にカオスたちに反逆し、自ら人間たちを支配しようと動き出す。感情や知性はマリアよりも発達しているが、素材強度は１４．５％ほどマリアに劣る。また人間など及びもつかない怪力、飛行するためのジェットエンジン、種々の目的に仕えるロケット・アーム、腕に仕込まれた機銃、目から発射するレーザービーム、足に仕込まれたミサイルなど、マリア以上に多彩な武器が備わっている。ただし防水加工は一切されていないため、水に浸かると２０秒で壊れてしまうらしい。
天狗 ＃３７６～
犬神族の里より更に奥に住んでいる修験者。修行と研究の副産物として妖怪の病に通じるようになったため、様々な霊薬を持っている。ただ呪法と霊武道を追及している最中なので、治療を受けるには闘って勝つ事が絶対条件である。よって敗れて命を落としたり、重傷を負ったりした妖怪が後を絶たない。ちなみに、長い鼻は霊力の証である模様。
天星神族 ＃３７８～
星座にまつわる神話に登場する神々。人間では太刀打ちできないほどの力を持っているほか、どんな姿にもなれる変身能力がある。
天龍童子 ＃６４～ （声・浦和めぐみ）
竜神王の息子で、竜神族の世継ぎ。７００歳。幼いながらも王族にのみ伝わる神通力をしっかりと受け継いでいる。父にねだって無理矢理地上についてきて小竜姫の元に預けられるが、テレビで見た東京デジャブーランドに行きたくなり天界最強の結界破りを使って妙神山を脱走する。
ドクター・カオス ＃１１～ （声・千葉繁）
古代の秘術を使って不死の身体となった、千年前の天才錬金術師。１０５１歳。魔術と錬金術を融合した魔法化学を極めており、ヨーロッパの魔王ともいわれている。３００歳辺りで脳細胞を１００％活用し数々の発見や発明を成し遂げたが、最近は物覚えが悪く何かを覚えるたびに昔の記憶をトコロテン式に忘れてしまう。１８７４年頃にはケンブリッジ大学でラテン語を教えており、教え子にはシャーロック・ホームズも含まれている。尤もこの時には魂を交換して他人の肉体と能力を奪う秘術を完成させていたので、ホームズに近付いたのはその若い体が欲しかったからに過ぎない（結果として彼の体の入手は失敗している）。以後もずっと強力な霊能力を持つ人間を探し続け、１００年以上を経て現在の日本に降り立つ。偶然出会った冥子から美神の事を聞き彼女をターゲットにするが、逆に叩きのめされてあっさり敗北。復讐を誓って幸福荘に部屋を借りたものの、マリアと共にアルバイトで家賃を稼ぐ毎日を強いられている。ちなみに２００年後には、マリアの人工魂をコピーしたＭシリーズアンドロイドが量産されるようになっており、おかげで彼は大金持ちになっているらしい。ただ記憶の方は衰える一方らしく、もはやピートが誰かさえ分からない状態になっているという。
土偶羅魔具羅 ＃２２１～
究極の魔体を育て上げている、アシュタロスの兵鬼。女婢守徒にエネルギー結晶を奪われた責任を問われて破壊されてしまったが、後に再び作り直されたらしい。ただその時、女婢守徒の裏切りを教訓としたアシュタロスに霊体ゲノムへ監視ウィルスを組み込まれたため、「１０の指令」に触れる行動を取るとその場で消滅してしまうという。自ら創り出したパピリオ・ベスパ・ルシオラを率いて、全世界１０８ヶ所の神族の拠点を片端から潰して回り、女婢守徒の生まれ変わりを探している。また宇宙処理装置が完成してからは情報処理及び演算能力を役立てて、宇宙のタマゴも含めてその制御を任されることになる。ちなみに、エネルギー源はプルトニウム。
年神 ＃１１９～
一年の幸福を齎しに、その年の干支を連れて毎年現れる神。出会えるだけでも幸福なことであるらしい。
とら ＃５５～
蒼月家の蔵の地下に５００年封じられていた、元人間の大妖怪。自身の封印を解いた潮を喰うつもりで取り憑くものの、成行き的に潮の宿命に巻き込まれていく。
ドリアン・グレイ ＃３５２～
１９世紀の美形の遊び人で、バジル・フォードの絵のモデル。バジルが生み出した絵の具によって肖像画を描かれた事で彼自身と分身とが入れ替わり、永い間老いる事が無く若いままだったという。その代わり、絵の中に封じ込まれた本人は着実に老けていったらしい。
ナイトメア ＃５８～ （声・掛川裕彦）
人間の夢に寄生し、精神エネルギーを食らう悪魔。一度取り憑かれたら祓うのは至難の業だといわれており、高額の賞金がかけられている。人を眠らせて取り憑き、その人の願望を幻覚にして見せる事で心理攻撃を行う。そうやって心の隙に付け入り心を凍らせ、魂を食べるのである。夢は唯一にして最大の武器であると同時にエネルギー源でもあるので、夢が無ければ低級霊並みの力しか無い。
中尾 ＃３５２～
横島たちが通う学校の、美術の教師。かなりの年であるらしく、最近は体調を崩してずっと休んでいるらしい。
中村麻子 ＃５６～
中華料理店の一人娘で、潮の幼馴染でもある中学２年生。潮とは基本的に両想いで仲も良いが、素直に感情を出せず喧嘩腰になる事もしばしば。
夏子 ＃３５８～
横島が小学校の時、密かに片思いしていた少女。銀一もそうだったのだが、実は彼女は横島が好きだったらしい。
ナミコ ＃７～ （声・川村万梨阿）
浮気ばかりする半魚人の夫に嫌気が差し、地上に出てきた人魚。横島と付き合うことで自らを傷付け、それによって夫をも傷付けようと考えている。好物はサザエで、殻ごと食べるのが好きらしい。尾鰭は乾かせば人間の足になり、濡れると元に戻る。
奈室安美江 ＃２９３～
現在日本で売り出し中のアイドル歌手。みつけた君の誤作動によって女婢守徒の転生先の候補とされ、土偶羅魔具羅たちに狙われてしまう。
死霊使い（ネクロマンサー） ＃１８８～
幽霊を自在に操る能力の持ち主。高度な能力者になると、生物までも思い通りに操る事が出来るという。
人面鳥 ＃１１３～
１７年前に美神美智恵を狙い続けていた鳥の魔族で、アシュタロスの部下。時間移動能力を持つ人間を根絶やしにするべく動いていたが、美智恵の使った対悪魔用の退魔護符によって封じられた。しかし奇跡的に現世に舞い戻ることに成功し、使命に従って美神を始末しようとする。彼女の放つ羽根の弾丸「フェザー・ブレット」は大木を軽く貫通するほどの威力であり、超長距離からの狙撃を得意としている。また猛スピードで空を飛べるほか、鳥は全て彼女の使い魔である。
パイパー ＃４３～ （声・若本規夫）
「ハメルーンの笛吹き」と呼ばれている、有名な悪魔族の一人。その昔ヨーロッパを荒らし回った前科があり、国連は賞金をかけて世界中のスイーパーに抹殺を呼びかけているという。一人の僧侶に金の針を奪われて以来、５００年間ずっと身を隠していた。普段は分身であるピエロの姿で人前に現れるが、本体は巨大なネズミの化け物でネズミたちは全て彼の使い魔である。彼が吹く笛の音には人間や妖怪などを無力な子供にしてしまう効果があり、同時に記憶や経験も奪ってしまう。普通は一人ずつにしか出来ないが、金の針で魔力を増大させれば一度に数万人を子供にする事も可能。ちなみにその正体ゆえか、猫だけは大の苦手である。
波夷羅 ＃１０～
式神１２神将の一つ「未」。精神感応力で夢の世界に入り込んだり、毛を逆立てて毛針を発射する事ができる。
白麗 ＃１４２～
香港映画界のＮｏ．１スター。美神たちと共に映画に出演する。
伐折羅 ＃１０～
式神１２神将の一つ「丑」。大きな口を開けて敵を吸い込む事ができる。
パシリクスＭ・３ ＃３８７～
インガ・リョウコの助手をしている、マリアの人工魂を元に作られたアンドロイド。
バジル・フォード ＃３５２～
ドリアン・グレイと恋仲だった、１９世紀の女流画家。恋人を永遠に若く美しいままにしておきたくて、ドリアン・グレイの絵の具を作り出し彼の肖像画を描いたという。
八兵衛 ＃７４～
九兵衛を逮捕するため、地上へ降りて来た韋駄天の一人。九兵衛を追跡中に横島が瀕死の重傷を負ってしまったため、やむなく彼に乗り移って救命する事になった。以後しばらくは、横島の体を拝借して「横島そっくりの人間が大勢住むヨコシマ星からやってきた宇宙人ヨコシマン」を名乗り、悪人を懲らしめたり美神の仕事を手伝ったりする事になる。必殺技は外道焼身霊波光線、バーニングファイヤーメガクラッシュなど。超加速も使えなくは無いが、そう何度も使うことは出来ない。
場寅 ＃２７７～
横島が通っている高校の、映画研究部の元副部長。小原部長の身勝手さに付いていけなくなり、他の部員たちと共に退部してしまっている。
花戸小鳩 ＃１７２～
貧乏神に取り憑かれ、母と共に赤貧生活を送り続ける高校一年生。曽祖父が悪徳高利貸しで、借主や親兄弟からも金を毟り取って財を成したため、罰が当たって巨大な貧乏神が取り憑いてしまったのである。しかも被害者の恨みが強すぎて、本人がとうの昔に亡くなった今でも恨みのエネルギーが残留しているので、未だに貧乏から逃れられずにいる。貧乏神が福の神になった後はめでたく横島と同じ高校に転入できるが、何故か貧乏とだけは縁を切る事が出来ず貧困生活を余儀なくされている。初めて貧乏神を退治しようとしてくれた横島の良い所をしっかりと認識し、彼に徐々に惹かれていく。
ハニワ兵 ＃２８９～
アシュタロスが大量に創り出した、雑用専門の兵鬼。逆天号の操縦からアシュタロスの警護まで、幅広い役目を負っている。無数に重なって自爆する事で、巨大なクレーターが出来るほどの爆発を起こすことも可能。
パピリオ ＃２８８～
土偶羅魔具羅によって創り出された、蝶をベースとした中級魔族。冥界とのアクセスを妨害できる１年でアシュタロス復活を果たすために創られたので、寿命は１年だけと短く設定されてその分パワーが大きくなっている。女婢守徒の裏切りを教訓としたアシュタロスの命令で霊体ゲノムに監視ウィルスを組み込まれたため、「１０の指令」に触れる行動を取るとその場で消滅してしまうらしい。土偶羅魔具羅がアシュタロスから命じられたことを、彼の手足となって忠実に実行している。自分が大きくなれないせいか動物が大きく育っていくのを見るのが好きで、気に入った人間・神族・魔物などをペットとして連れ帰り飼育している。仕事中に見かけた横島やヒャクメも連れ去り、それぞれ「ポチ」「ペス」と名付けて可愛がる程である。ヒャクメは後に逃げてしまうがスパイを続ける横島の事は特に気に入り、服を作ってあげたりして世話を焼き自分の思い出を残そうと思っている。眷属として妖蝶を部下に持っており、蝶たちの燐粉結界の中では無敵である。ベスパやルシオラは同じ細胞から作られた姉たちであるほか、彼女のエネルギー源はハチミツ。
春桐魔奈美 ＃２０３～
東京で独り暮らしをしている、失業中の女性。某メーカーで秘書をしていたが、不況で会社が倒産し就職活動の真っ最中であるという。人間界における、ワルキューレの仮の姿である。
晴野 ＃９１～
平成５年度ゴーストスイーパー資格取得試験において、審判長を勤めている人物。
バロン ＃１６０～
カオスが造り上げた、マリア姫の護衛を務めるロボット犬。口からビームを出すなどの高い戦闘能力のほかに、姫の言葉を録音して伝言する機能も付いている。また、倒された時は自動的にカオスに緊急コールサインを送る。
蛮・玄人 ＃９３～
ゴーストスイーパー資格取得試験の受験生。日本人離れした身長のパワー志向型で、２次試験においてミカ・レイと試合を行う。
ピエトロ＝ド＝ブラドー ＃２５～ （声・森川智之）
ブラドー島出身のヴァンパイア・ハーフで、ブラドー伯爵の息子。７００歳。唐巣神父の弟子としてゴーストスイーパーを目指して修行中であり、早く一人前になって島の人たちの生活を支えていきたいと考えている。国境や貧富の差に関わらず人のために働く事を夢見てオカルトＧメンを目指しているが、高卒資格が必要と知り横島の高校に編入する。吸血鬼の能力と神父から教わった神聖なエネルギーを同時に扱う事が出来るので、戦闘能力はかなり高い。必殺技は、霊力を打ち出すダンピールフラッシュ。ちなみに天才的な音痴であるほか、２００年後の未来ではオカルトＧメンの大佐として活躍している模様。
毘羯羅 ＃１０～
式神１２神将の一つ「亥」。戦車並みの怪力を持っている。
彦星 ＃３７８～
何億年も昔に織姫に恋をした、天星神族の牛飼い。恋のせいで仕事が全く手に付かなくなってしまい、怒った神によって天の川の両側に引き離されてしまった。しかし悲しむ二人を哀れに思った神により、七夕の日にだけ会う事が許されている。ただ長年付き合いすぎたせいか織姫には飽きられてしまっており、ここ何百年かは七夕の日が来る度に浮気する彼女を追いかけているらしい。
ビッグ・イーター ＃６６～
女蜴叉が操る大口の化け物で、下等な魔竜の一種。噛まれた者は石になってしまう。
ビッグ・カジノ ＃６２～
彼が通った賭場は草一本残らないという、一切の素性が不明の悪魔の如き常勝バカヅキギャンブラー。その幸運の正体は、齧った魔術で捕らえたフォーチュンである。
ヒドラ ＃２４５～
月に女蜴叉と共に送り込まれた、アシュタロスの部下。巨大な体躯を持っており、自らの体をアシュタロスに魔力を送信するアンテナへと変化させつつある。もしも警備の女蜴叉とベルゼブルが倒された場合、自己防衛プログラムが作動して敵を排除しようと動き出す。ただしアンテナの鏡面部分は巨大な弱点であり、ほんの僅かな攻撃をされるだけでも致命傷となってしまう。
氷室キヌ ＃２０２～ （声・国府田マリ子）
死津喪比女の事件後に無事生き返り、氷室神社に引き取られたおキヌ。蘇生後しばらくは美神たちのことを忘れたままだったが、霊団の一件で記憶を取り戻し改めて美神令子除霊事務所に就職する。また死霊使いとしての才能が認められ、早苗と一緒に通っていた高校から六道女学院霊能科１年Ｂ組に転校し、プロのゴーストスイーパーを目指して勉学に励む。アシュタロス一派との戦いではヒャクメに感覚器官の一つを授けられ、心の眼で敵の強さや居場所を見極める役目を負う。昔取った杵柄で幽体離脱が得意な他、多少の心霊治療の心得もある模様。
氷室早苗 ＃１９３～
氷室神社に住んでいる少女。霊媒としての特異体質があり他人のテレパシーを繋げて増幅できる他、念波を感じ取る事も可能である。死津喪比女の事件の後、おキヌは可愛い義妹となる。
ヒミコ ＃４２～ （声・三田ゆう子）
古代日本にあったヤマタイ国の女王。神や悪魔にも等しい強力な魔性の力で国を治めていた、日本史上最大の力を持つ魔女である。未だかつて、彼女の降霊に成功した者は一人もいないとか。ちなみにＳ県の霊山Ｈ山の山奥にある、千年に一度の元旦に異界への通路が開くという古い社を管理しているのは彼女である。そしてその異界の奥に最初に辿り着いた者にのみ、その年の運勢を占ってやるという役目がある。
ヒャクメ ＃２１４～
情報の収集と分析を仕事にしている、神族の調査官。全身に１００の感覚器官を持っており、色々な事を見通す力を持つ。神族上層部の指示を受けて魔族が２つに割れている原因を究明するために、美神の前世の調査に現れる。
病魔 ＃１２３～
ウィルスのように小さな体で、病気で苦しむ人間の霊波を好む妖怪。取り憑いた患者にポルターガイスト現象を起こさせ、やがて死に至らしめる。槍を武器としているほか、口から出す粘液には霊力を吸い取る力がある。
枚方亮 ＃９１～
ゴーストスイーパー協会記録部広報課に勤めているサラリーマン。資格取得試験における受験生へのインタビューや、２次試験の実況などを担当している。
ヒロシ ＃２５７～
とある小学校のＰＴＡ会長の息子で、哲とは双子の兄弟。ミニ四駆では多少名の知れた子で、色々なレースで哲と共に優勝して「爆走兄弟」と異名を取っている。横島にマシンの改造で助けを求め、強化された自分の愛車「ラストエンペラー」で娑婆鬼と勝負するが、惜敗して尻子玉を取られてしまう。
貧乏神 ＃１７２～
小鳩の家に取り憑いている貧困の神。人々の恨みを受け続けて金儲けをした罪深い人間に取り憑き、被害者たちの恨みが消えるまで決して祓うことは出来ない。除霊しようとすると逆にエネルギーを吸収して巨大化してしまい、悪霊や妖怪と同じ手が通用しないためである。取り憑く原因となった恨み辛みのエネルギーが徐々に弱まり、体が段々小さくなって消え去るまで待つしかない。ただし選ばれた人間が金欲を捨てられるかどうかの試練を乗り越えた時のみ、恨みのエネルギーは一気に消化されて福の神へと変身する。しかし金欲を捨てられず試練に失敗した場合は永久に取り憑かれる事になってしまうので、非常にリスクの大きい危険な賭けである。しかも先に調査して試練の答えを知ってしまった者は、試練への挑戦権を失ってしまう。
フェリーニ ＃１４６～
ヴィスコンティの友人。死後も幽霊となって走り続ける彼を気の毒に思い、美神に除霊を依頼する。
巫怨吏竜 ＃１７６～
北欧神話において、戦神テュールの手を食い千切ったという伝説の狼王。異端の邪神ロキの息子でその口は世界を飲み込むほど大きく、最後には主神オーディンを食ってしまった。数多の神を殺し、世界を滅ぼしかけた太古の魔獣である。目から巨大な光線を放てる他、使い魔として体中に巨大な蚤を飼っている。
フォーチュン ＃６２～
幸運の精霊。ビッグ・カジノに捕らえられ、幽閉されている。
鱶町 ＃８～ （声・永井一郎）
旧帝国海軍の軍人で、元駆逐艦の艦長。貝枝五郎とは海軍兵学校の同期生で、因縁のライバル同士だった。しかし軍の演習中に貝枝の艦が打ち込んだ本物の魚雷によって艦は轟沈、多数の犠牲者が出たらしい。以来悪霊となって海を徘徊している貝枝を、５０年も追い続けている。
福の神 ＃１７５～
人間が貧乏神の試練を乗り越えた時に現れる、幸福を齎す神。手にしている打ち出の小槌を振ることで、人間に富を授ける。
ブッダ ＃２４５～
仏教の開祖であり、神族の頂点に立って神界を治めている最高指導者の一人。本名はゴータマ・シッダールタ。宇宙を維持していく責任を持ち、魔族とは調和のある対立を続けるべく苦心している。
舟幽霊 ＃３８１～
小間波海岸に集まっている妖怪の一種。柄杓で掬った水を人間にかけ、溺れさせる。
舟亀 ＃２８２～
乙姫に仕えている家来の一人。大昔に乙姫の命令で、浦島太郎を中に乗せて龍宮城へ案内した事がある。海岸で見かけた横島を浦島太郎と勘違いし、龍宮城へ連れて行く。
フミ ＃１５６～
六道家で働いているメイド。
ブラドー伯爵 ＃２５～ （声・森攻至）
ブラドー島を領地とする、最も古く最も強力な吸血鬼の一人。ドラキュラは従兄弟の妻の兄にあたり、中世ヨーロッパで何度も流行ったペストの内、少なくとも２回は彼が原因で起こったという。その頃カオスフライヤー１号で退治に現れたカオスに深手を負わされたため、ブラドー島に逃げ戻って魔力で島を隠し力が蘇るまで眠っていた。最近になって力を取り戻し始め、使い魔のコウモリたちを使って１３世紀の世界観そのままに世界を支配しようとしている。
フレドー ＃１６１～
マリア姫の父が治めている領地の村人。火竜型のガーゴイルに家を焼かれてしまう。
プログラム・ワーム ＃３３８～
宇宙処理装置の中を動き回り、異物を排除する魔物。土偶羅魔具羅の配下である。
プロトタイプ・星龍斗 ＃スペシャル～
数百年前に地球に飛来した、星の船（宇宙船）に宿っていた霊体。要はコンピュータ代わりの人工幽霊で、後に作られる妹・星龍刀の実証試験機だった。しかしエンジンに欠陥がありテスト中に暴走事故が発生、永く宇宙を彷徨った挙句に地球に不時着して、宇宙航行能力も通信機能も失われてしまった。だがその土地の人間に神と敬われた事で、人間たちを助け土地を守る事に新たな生き甲斐を見出したのである。以後数百年は彼女なりに土地神としての務めを全うしていたが、氏子はいなくなり神主も借金を抱えて失踪、新しい地主には開発の邪魔をする不法占拠妖怪扱いされてしまう。勝手な人間たちへの報復を考えていたところ、退治のために雇われてきた美神が説得を目的に横島を送り込んできた。少し身の上話を聞き欲望を刺激する事で横島を唆し、戦国時代に飛んで横島に天下を盗らせ歴史の改竄を目論む。その第一歩として自身は横島の武器防具に憑依、横島の煩悩を主動力として比類なき戦闘力を与え、まずは稲葉山城の城代となって織田信長を討とうとする。
プロフェッサー・ヌル ＃１６０～
術に長けているタコの魔族で、アシュタロスの部下。１３世紀のヨーロッパにおいて、人造モンスターを蔓延らせる使命を帯びている。スイス・イタリア国境付近のとある領主の城を乗っ取り、地獄炉のエネルギーと錬金術によって人造モンスターを生み出し続けている。その目的は人造モンスターを世界中に売り捌く事で世界を混乱に陥れ、神族と魔族の全面戦争を誘発する事。カオスの天才ぶりに目を付けて味方に引き込もうと考えているほか、マリア姫を力ずくで妻に迎えようとしている変態でもある。特殊な杖を使った変化の術や、８本の足それぞれに宿っている火・雷・氷など８大元素の魔術を使いこなす。
兵鬼 ＃２８９～
魔族が作る、生きている兵器。創造主に従って動くが、緊急時は自分で判断して行動することも出来る。
平家ガニ ＃３８１～
小間波海岸に集まっている妖怪の一種。いわゆる人面ガニであり、妖怪コマンド部隊の隊員である。
ベスパ ＃２８８～
土偶羅魔具羅によって創り出された、蜂をベースとした中級魔族。冥界とのアクセスを妨害できる１年でアシュタロス復活を果たすために創られたので、寿命は１年だけと短く設定されてその分パワーが大きくなっている。女婢守徒の裏切りを教訓としたアシュタロスの命令で霊体ゲノムに監視ウィルスを組み込まれたため、「１０の指令」に触れる行動を取るとその場で消滅してしまうらしい。土偶羅魔具羅がアシュタロスから命じられたことを、彼の手足となって忠実に実行している。多少単細胞な一面があり考え事よりも戦いを好む性格だが、忠誠心は誰よりも強く最期の最期までアシュタロスの部下として行動する。尤もその感情は、忠誠よりも恋に近いと思われる。体内にスズメバチ並みの妖毒を持っているほか、眷属として無数の妖蜂を部下に持っている。パピリオやルシオラは同じ細胞から作られた妹と姉であり、エネルギー源はタンパク質。
ベリアル ＃外伝～
エミが師匠から契約を受け継ぎ、ずっと従えていた悪魔。９９年間契約者の命令に従うという決まりで、普段は低級悪魔程度の力しかない。
ヘルシング ＃１４８～
オックスフォード大学教授を務めるオカルト学者で、ヴァン・ヘルシングの孫。１０年前にブラドーの件でピートの相談を受け、ブラドー島を訪れた最初の人間である。ブラドー復活が間近に迫った時、教え子でもある唐巣神父をピートに紹介した。ちなみに美神美智恵も彼の教え子であり、美神とも数回面識がある。
ベルゼブル ＃２０６～
蝿の王と呼ばれる魔族で、アシュタロスの部下。デミアンたちと共に人間界に現れ美神の命と魂を狙うが、失敗してからは女蜴叉と共に任務をこなしていく事になる。自らのクローンを大量に作り出したり分身する事が出来、しかもそれら全てが本体と同じ意志を持っている。ただし何らかの方法で本体さえ見つけて倒してしまえば、他のクローンや分身は全て消滅してしまう。どんな結界でも素通りできる特殊能力を持つほか、ワルキューレでも補足できないほどのスピードを誇っている。
ヘンリー ＃２０～ （声・池水通洋）
小笠原エミゴーストスイーパーオフィスのスタッフの一人。除霊などの際に他のスタッフと共に肉の壁となってエミの四方を固め、彼女に近付こうとする霊の接近を阻むのが仕事である。
夆 ＃２４１～
六道女学院霊能科１年Ｇ組の生徒で、クラス対抗戦の代表の一人。高度な体術の他に霊体の触手を接触させて相手の自由を奪い、コントロールする特技を持っている。
ボガート ＃１９１～
日本では珍しい妖怪で、性悪な妖精。悪ふざけや破壊工作が趣味で、東京デジャヴーランドに潜入している。
ボビー ＃２０～ （声・梅津秀行）
小笠原エミゴーストスイーパーオフィスのスタッフの一人。除霊などの際に他のスタッフと共に肉の壁となってエミの四方を固め、彼女に近付こうとする霊の接近を阻むのが仕事である。
マーロウ ＃１８８～
世界最高のゴーストスイーパー犬。美神美智恵は彼の飼い主と古い知り合いであり、中学時代の美神のことを良く知っている。ほんの微かな霊気をも嗅ぎ分けられる鼻を持ち、退魔の威力を持つ吠え声を武器にゴーストスイーパーの仕事を手伝う。
摩虎羅 ＃１０～
式神１２神将の一つ「申」。変身能力を持っており、放っておくと身を守るために周囲の人間に同化する習性がある。
魔族 ＃６５～
サタンを頂点とする、魔界に住んでいる一族。闘争と殺戮が本質であるらしい。優れた力を持つ一部の上級魔族は、適当なエネルギーと核になる「陰の気」があれば下級魔族を作る事が出来るという。現在神族とは冷戦対立中だが、聖書級大崩壊（ハルマゲドン）を回避するために和平への道を模索中である。ちなみに人間界は神族の領域であるため、そこでは一部の力しか使う事が出来ない。
松井 ＃１１４～
東都大学動物行動学教室の助手。
真友康則 ＃３８４～
東京デジャヴーランドでタマモと出会った少年。両親は離婚の手続きを進めており、弁護士事務所で調停してる間デジャヴーランドで遊んで来いといわれて、ＶＩＰチケットを渡されたという。しかし当然そんな時に遊んでいても楽しいはずがなく、チケットも捨ててしまおうとしていた。
マリア ＃１１～ （声・山崎和佳奈）
３００歳頃のカオスが魔法科学の粋を集めて創り上げた、高性能アンドロイド。体重２００ｋｇ。昔カオスが作っていた人造人間試作Ｍ－６６６であり、顔と名前は心を寄せていた姫がモデルになっている。魂そのものを合成して宿らせているため、現代の人工知能など及びもつかない性能を持っている。また人間をはるかに上回る怪力、燃えないゴミから造り上げた飛行用のジェットエンジン、種々の目的に仕えるロケット・アーム、腕に仕込まれた機銃、目晦まし用の煙幕、肘に仕込まれたエルボー・バズーカ、足に仕込まれたクレイモア・キックなど、多彩な武器が備わっている。ただ防水加工は一切されていないので、水に浸かると２０秒で壊れてしまうという弱点がある（後に防水装備が追加される事になる）。
マリア ＃１６０～ （声・山崎和佳奈）
スイス・イタリア国境付近の、とある領主の娘。２０歳。父親はオカルト関係の品々や書物の収集家で、よく教会の弾圧から逃れてきた魔道師や魔女を匿っていた。数年前父の元にカオスが保護と研究の後援を求めてやってきて以来、密かにカオスに憧れている。
真理子 ＃５６～
村枝商事に勤めているＯＬ。昔横島大樹と付き合っていた女性の一人である。
魔鈴めぐみ ＃２５４～
魔鈴の店主を務めている、天才的な魔女。良くも悪くもまっすぐな性格で、思ったことはそのまま口に出してしまう。また異界空間にチャンネルを作って自宅とし、家の内装は中世の魔女そのものという趣味の悪さである。イギリスの大学で中世魔法技術の研究を専門としていた時、オカルトゼミで西条と一緒だった事がある。僅かな記録を頼りに様々な魔法を身に付け、過去に失われてしまった魔法を次々と再発見している天才。昼はレストランの営業、夜は魔法の研究と依頼を受けての除霊を行っている。「清潔」「健康」「健全」をモットーに汚れや陰気を取り除く事が霊障の解決に繋がると信じて、人や霊や場所に霊的な健康を取り戻させていた。よって除霊料金は格安で済んでいたのだが、それでは根本的な解決にならないことを思い知らされ、通常の除霊処置を行っていく事にしたようである。
マンドラゴラ ＃１２４～
強力な毒薬として、呪術に使われる魔法植物。美神が魔鈴めぐみとの魔法料理対決で使用した、不気味な材料の一つでもある。根が人型をしており、引っこ抜いた時にあげる不気味な悲鳴を聞いた人は死んでしまうという。しかも滅多に存在しない大きく成長したものは、慎重に掘らないと走って逃げてしまう。
美衣 ＃１５０～
とある山奥に息子のケイと住んでいる、化猫の妖怪。霊力が強く俊敏で、人間の何千倍も優れた感覚を持っている上に利口で執念深い。人と関わらない山奥での平穏な生活を望み、山に入ってくるゴルフ場の開発業者を退けている。ちなみに、普通の猫だった頃の飼い主が少し横島に似ていたらしい。
美神公彦 ＃１１４～
東都大学動物行動学教室教授で、美神の父。旧姓は吾妻といい、２１年前は東都大学大学院の院生だった。２４年前に事故に遭い昏睡状態に陥った後奇跡的に回復したが、強力過ぎるテレパシーが目覚めてしまった。おかげで他人の頭の中が全部見えるようになってしまい、しかもその能力に引かれて無数の幽霊が集まってくるようになったため、鉛と神鉄の仮面を被って精神波のキャッチをある程度防がないと日常生活を送る事さえ出来なくなってしまっている。しかもそれでも徐々に霊が集まってくるので、唐巣神父に２週間毎の除霊を依頼している。ただチューブラー・ベルの一件が終わって以来テレパシーによる霊の集合は止まり、それまで抱えていた死にたいという思いも無くなった。その後、美神美智恵の猛烈なアタックに根負けして結婚する事になる。ちなみにテレパシー自体は、専門である動物行動学にかなり役立っているらしい。それに相手の脳に直接強力な暗示を叩き込むこんだり、霊的存在の意識だけを自分自身に移し取ったりなどの応用技が可能である。現在はジャングルの奥地でフィールドワークしている事が多いらしく、美智恵が世間との連絡を一切断っていた５年間は共に仲良く生活していた模様。
美神ひのめ ＃３５０～
アシュタロス事件の後に生まれた、美神の妹。０歳。念力発火能力者であるため、一時その能力を封印することになる。
美神美智恵 ＃１１３～
一流のゴーストスイーパーで、美神の母。３９歳。時間移動能力を持っていたために魔族に狙われ続ける日々を送っていたが、襲い来る魔族を撃退しながらも過去と未来を何度か往復し、現在の美神の事も時々見守っていたようである。実は両親もプロのゴーストスイーパーだったが、彼女が小学生の時に寄生されたチューブラー・ベルに手も足も出ず、霊的急所に操られた娘の全力の攻撃を受けて重傷を負ってしまった。両親はゴーストスイーパー生命を断たれながらも、彼女の霊力を封印してチューブラー・ベルの活性化を抑え普通の一生を送らせようと決めたのだが、彼女は了承せずに刺し違えてでも除霊する事を決心。１８歳でゴーストスイーパー資格取得試験に合格し六道家で研修していたが、六道家当主が後継ぎの娘（冥子）を妊娠したために唐巣神父の見習いとなる。吾妻公彦との出会いもあって見事チューブラー・ベルの除霊に成功し、猛烈なアタックをかけて彼と結婚し美神を出産する。以後も何度か時間移動を行いながら魔族と戦い続け、美神が中学生のときに最後の時間移動を行ってアシュタロス一派との戦いに参加。しかもＩＣＰＯと日本政府に全権を委任されたオカルトＧメン対アシュタロス特捜部隊の指揮官としてであり、美神たちゴーストスイーパー全員を指揮下において徹底的に鍛え上げる。事件解決後は元いた過去の時空間に戻り、死んだ事にして関係者との連絡を一切絶っていた。そして公彦の所で５年間隠れ通し、自分が過去に戻った時が来ると同時に再び美神の前に現れる。ちなみに、ヘルシング教授のゼミにもいた事があるらしい。
美神令子 ＃０～ （声・鶴ひろみ）
美神令子除霊事務所の所長を務める、一流のゴーストスイーパー。２０歳。プライドの高さとそれに見合った実力、そして高額の報酬を要求することで世界的に有名な存在である。中学時代は母の美智恵が死んだと思ってしばらく荒れていたが、女子校時代にはスポーツ万能・成績優秀な優等生となり、唐巣神父の下で見習いとして働いていた。卒業後は一定期間の見習いを終えて資格取得試験に首席で合格、除霊事務所を開業して正式にプロのスイーパーとなる。横島とおキヌを雇用後、しばらくして前世である女婢守徒・フェレスの因縁で神族・魔族を含む争いに深く関わる事となり、強大なアシュタロス一派と激戦を繰り広げる。超が付くほどの美人だが人一倍金に執着している守銭奴で、しかも典型的な利己的人間。「現世利益最優先」をモットーに、事の善悪に関わらず金で仕事を引き受け、金額が多ければ多いほど実力以上の力を発揮する。しかし依頼遂行のためには手段を選ばないので、暴走して目的を見失ってしまう事もしばしば。母からしっかりと時間移動能力を受け継いでおり、自覚してコントロールできるようになってからは度々利用するようになる。子供とゴキブリが大の苦手であるほか、横島や西条とは前世の頃からの付き合いで、１０年後には横島と結婚しているらしい。ただ彼女自身、無意識の内に前世の記憶にプロテクトをかけ封印している。
ミカ・レイ ＃９１～
ゴーストスイーパー資格取得試験の受験生。しかしその正体は、試験に潜り込むために変装した美神である。
みかんちゃん ＃２８１～
安奈みらの小説「キャッツ・ボーイ」のヒロイン。伊集院隼人のクラスメートで、ちょっとドジな所があるらしい。
水上勝人 ＃３５２～
美術展覧会に「アンティークのある風景」を出品し、見事入選に選ばれた画家。
ミズキ ＃２２０～
太宰府天満宮において、菅原道真の秘書をしている女性。
みつけた君 ＃２９３～
ルシオラが創り出した、転生追跡計算鬼。標的の転生前のデータを打ち込めば、数分から数時間で生まれ変わりを高精度で計算する。
美奈子 ＃５６～
村枝商事に勤めているＯＬ。昔横島大樹と付き合っていた女性の一人である。
峰 ＃２４１～
六道女学院霊能科１年Ｇ組の生徒で、クラス対抗戦の代表の一人。獣化能力を持っており、雷獣に変化して戦う事が出来る。
村枝ケン ＃２８５～
村枝商事の社長。やる事成す事すべてが会社の利益に繋がる横島百合子を高く評価しており、彼女とは長い付き合いであるらしい。
メアリー ＃３２０～
アンビリーバボーの艦長の娘。
女華姫 ＃１９６～
３００年前の元禄時代、御呂地岳一帯を治めていた領主の娘。１５歳。ものすごいブスだが優しい心の持ち主で、おキヌとは親友同士である。また物凄い怪力と身体能力の持ち主で、くノ一軍団の頭領も務めている。おキヌの死後、道士と協力して氷室神社を建立し彼と結婚して子孫を残したという。
迷企羅 ＃１０～
式神１２神将の一つ「寅」。短距離の瞬間移動ができる。
メゾピアノ ＃１１１～
夜中の学校でピアノを弾く、学校を根城にする妖怪の一人。怪談でよくある勝手に鳴るピアノというのは八割方彼の仕業で、居心地がいいと昼間でも弾いている。彼独自の美意識を持っており、自分より美しくない奴の命令は絶対聞かない。
女蜴叉 ＃６５～ （声・川浪葉子）
竜神族の一人にして、アシュタロスの部下。黒便覧はの５番に登録されている全国指名手配犯であり、邪悪な竜神族の中でも最悪の危険人物である。さすまたを武器に小竜姫と互角に渡り合うほどの戦闘能力を持ち、髪の毛から幾らでもビッグ・イーターを生み出す事が出来る。また火角結界や土角結界などの結界兵器を使いこなし、超加速も会得している。天龍童子暗殺、ゴーストスイーパー協会の乗っ取り、元始風水盤による神族と魔族の勢力図の書き換え、人間に対する魔族製造技術の提供、月の魔力のアシュタロスへの送信など、アシュタロスの命令で計画を忠実に実行していく。
女婢守徒・フェレス ＃２１５～
延喜４年（９０４年）頃にアシュタロスに生み出された下級魔族で、美神の前世。生まれて１２日ほどで、虫をベースに作られた。アシュタロスの命を受け、できるだけ霊力のある人間の魂を集めている。しかも取引に応じて魔族に従う魂でなければならないため、魂をもらう人間の召使いとなり願い事を三つ叶えることで魂を逆らえない状態にして収集する。初仕事として高島に目を付けたのだが一緒にいる内に本気で愛し始めてしまい、おまけに美神たちが現れた事で不安要素ありと判断されアシュタロスに見捨てられてしまう。愛する高島と共に生き続けるべく、エネルギー結晶を奪って飲み込み自分を始末しようとするアシュタロスに必死で抵抗する。
メロウ ＃３８１～
小間波海岸に集まっている妖怪の一種。見た目は可愛い魚だが人魚の一種であり、武器を持って人を襲うコマンド部隊の隊員である。ゴーストスイーパーの攪乱が任務である模様。
茂流田 ＃２２９～
南武グループのリゾート開発部に勤めているサラリーマン。会社で開発した心霊兵器の性能をテストするため、美神たちに虚偽の依頼をして会社の建物に招き入れ、様々な刺客を差し向けてデータを収集する。
モンタージュ ＃８８～ （声・平野正人）
絵や写真に込められた魂を食い荒らす妖怪。被害があまりに出ているため、画商や映画会社から賞金が懸けられているという。現在は「幕末の狼」のフィルムに取り憑いて、登場人物たちを手当たり次第に食い続けている。
ヤーム ＃６４～ （声・飛田展男）
地上に追放された竜神族の一人で、イームの兄。額の２本の角からは強力なエネルギー波を発する。元は竜神族の下級官吏だったが、職務怠慢を咎められて天界を追放され竜神王を恨んでいた。そこを女蜴叉に付け込まれて唆され、天龍童子を誘拐しようとする。事件解決後は天龍童子直属の部下となり、竜神族の端くれとしてイームと共に身を粉にして働いているらしい。
厄珍 ＃１８～ （声・茶風林）
呪的アイテムの専門家で、厄珍堂の店主。身長は小学生並。超が付くほどのどスケベであり、横島とは初対面から妙に気が合っている。また商売人として儲けるためなら手段を選ばないという一面もあり、犯罪行為を行ってしまう事もしばしば。魔道の世界に広く通じていて様々なルートから超強力な霊的アイテムを入手しているが、その効果を他人で実験する悪癖がある。
夜叉丸 ＃１２０～
鬼道家に代々伝わる式神。鬼道政樹のパートナーとして、彼の影の中にいる。ちなみに六道家との決闘で奪った式神１２神将は、彼の武器や防具となる。
夜叉鬼 ＃２６４～
鬼ヶ島に住む鬼の一族で、娑婆鬼の姉。賭け事やスポーツで人間に勝負を挑み、負かした相手の尻子玉を抜くという。取り戻すには、勝負を受けて勝利するしか方法はない。
山田 ＃１９３～
早苗に校舎の裏で告白して、キスを迫った高校生。その後、彼女と付き合うことには成功したらしい。
山村 ＃２２５～
おキヌにラブレターを渡したＤ組の生徒。野球部のエースで学校一のハンサムらしい。
幽霊列車 ＃２４～
旧国鉄（ＪＬ）新幹線の東京～博多間に出没する、実体のない列車。寿命が来て廃棄処分となったため天国へ行こうとする新幹線に、成仏できない悪霊が一つになって取り憑いたもの。続いて他の成仏できない霊も次々と取り憑いてきており、いつまでたっても天国へ行く事が出来ずにいる。
雪女 ＃７２～ （声・江森浩子）
北海道のある村に、数十年ごとに現れる妖怪。生命や物質のエネルギーを吸い取り、全てを凍らせてしまう。
ユニコーン ＃３５７～
角を持つ伝説の馬。神話の中で築かれた美しいイメージがあるが、本来農家にとって作物を食い荒らす害獣である。角には魔力が溜められていてテレポートやテレパシーなどの能力を使えるが、人間にとってもあらゆる呪いや病気を治す効果があるために乱獲され、その結果人間界に現れることは滅多に無くなったという。よってヴァチカン条約により、例え見かけても退治どころか指一本触れることさえ禁じられている。美しく清らかな乙女に弱く、乙女の膝に頭を預けて眠ってしまう習性があり、その間は全くの無防備になってしまうらしい。
弓かおり ＃２３５～
六道女学院霊能科１年Ｂ組の生徒で、おキヌの同級生。幼い頃から弓式除霊術の跡取りとして厳しい修業を課せられ、普通の子供の楽しみとは一切無縁だった。そのせいかクラス委員を務めてはいるものの、プライドの高さから他の生徒を見下すことしかできず誰にも心を開けないでいる。特に魔理は同じ中学の出身でひたすら目障りであり、何かにつけて言い掛かりをつけては言い合いになっている。しかしおキヌの努力の甲斐あって、徐々に心を開いていく事が出来るようになり親友へと近付いていく。またケーキ上でのサバイバル合コンのおかげか、雪之丞と付き合い始めているらしい。美神に憧れている女生徒の一人。
由美子 ＃２３５～
六道女学院霊能科１年Ｂ組の生徒で、おキヌの同級生。弓の取り巻きである。
ユリ子 ＃１５４～
白井総合病院に入院している、おキヌとそっくりな少女。死神が既に迎えの準備を済ませており、残り２～３日の命である。
妖精 ＃２７８～
かつてヨーロッパに数多く生息していた妖獣。自然界の気が纏まって意志を持った存在であり、様々な自然界の精霊を呼び出して協力を得る事が出来る。他にも霊波を辿ったり姿を消したりと、様々な特技を持っている。キリスト教の普及以来どんどん数が減り、産業革命で開発が加速してからはほとんど絶滅してしまったという。気まぐれでイタズラが大好きなのが玉にキズ。
妖蝶 ＃３１９～
大量に存在する蝶の妖怪で、パピリオの眷属。羽から出る燐粉には強力な麻酔毒が含まれており、麻薬よりも強力に精神を冒す。よって大量に吸い込むと、眠るだけでなく命に関わる事もある。火や雨が苦手。
妖蜂 ＃２９１～
大量に存在する蜂の妖怪で、ベスパの眷属。専用の戦闘機を操り、並の神族や魔族では太刀打ちできないほどの戦闘力を誇る。
横島大樹 ＃２０～
村枝商事に勤めているサラリーマンで、横島の父。かつては百合子の部下だったが、執念でアタックし続けた結果遂に結婚し一人息子まで儲けた。仕事に熱心で才能もあったため部長まで一気に昇進したが、上司である専務に有能さを疎まれてナルニア支社に飛ばされ、現在はそこで支社長を務めている。凄まじいまでの女たらしで事ある毎に女性を口説いては付き合っているので、これまで彼と付き合った事がある女性の数は計り知れない。しかし当然妻の百合子には内緒であり、何だかんだ言って頭が上がらない。ちなみに喧嘩の腕前はテロリストを叩きのめすほどで、悪霊を素手で撃退できる強靭な精神力も持ち合わせている。
横島忠夫 ＃０～ （声・堀川亮）
東京都練馬区に住んでいる、美神令子除霊事務所の助手をしている高校２年５組のアルバイター。１９８０年６月２４日生まれの１７歳。身長１７２ｃｍ、体重５８ｋｇ。出身は大阪で「カラオケタダちゃん」「横っち」の異名を持つ他、小学生の時には愛機「浪速のペガサス」により、ミニ四駆全国大会ジャパンカップで３年連続優勝した「初代チャンピオン」でもある。美神の色香に惑わされ時給２５０円という薄給で雇用してもらったが、後にエミとの対戦がきっかけで時給２５５円に値を上げてもらえる。並外れた高レベルの煩悩を持ち美人に出会うと暴走して理性が吹っ飛んでしまうため、覗きなどのセクハラで制裁を加えられるのは日常茶飯事となっている。またどんな無理難題でも美人が絡むと率先して引き受け、己の欲求のためならどんな死線でもかいくぐるタフさも持ち合わせている。妖怪やモノノケの類に好かれやすい体質で、本人の意志に関係なく様々な霊的存在が寄ってくる。小竜姫の薦めでゴーストスイーパー資格取得試験に参加することになり、心眼の助けと煩悩が生み出す高レベルの霊力のおかげで見事合格、プロとして戦いに参加していくことになる。しかも戦いを重ねるうちにサイキック・ソーサーや栄光の手、サイキック猫だましなど数々の頼れる新技を編み出していく。そして一度ワルキューレに戦力外として放り出され、それをきっかけに一念発起し偶然訪ねて来た雪之丞と共に妙神山で猛修業して文珠を編み出す。おかげでアシュタロスとの戦いでは、逆天号への潜入スパイや美神との霊力完全同期連係など、非常に重要な役割を果たす。ちなみに美神や西条とは前世である高島の頃からの付き合いであり、１０年後には美神と結婚しているらしい。
横島百合子 ＃１６～ （声・緒方恵美）
かつて村枝商事に勤めていたＯＬで、横島の母。旧姓を紅井といい、「村枝の紅ユリ」として名を馳せた伝説のスーパーＯＬである。かつては大樹の上司だったのだが、何度払い除けてもメゲずにアタックし続ける彼をなんとなく憎めず、浮気な性格も管理下にあればいいかなと納得して彼と結婚し寿退社したらしい。実務能力は異名の通り凄まじく彼女がいるだけで会社の株が上がり、常識を超えた直観力と行動力で何をしても会社に貢献してしまう程であった。ちなみに体術も相当なもので、テロリストも瞬時に叩きのめしてしまう実力がある。
淀川ランプ ＃２８０～
昭和初期に活躍した、悪魔に魂を売って成功した文学者。元々悪夢的な作風だったのが晩年旧淀川邸で仕事をするようになってからますますその傾向が強くなり、最後にはそこで焼身自殺してしまったという。彼は今も屋敷に悪霊として居残っており、安奈みらの体を乗っ取った事で言霊を操る魔物と化した。彼が原稿に書いた事は、半径５０ｍ以内においては全て現実となる。
ラプラス ＃３６０～
「前兆」「前知」の災厄そのものであり、前知魔とも呼ばれる悪魔。大昔にパンドラの箱が開けられた際、唯一外へ出るのを防ぐ事ができた災厄であるという。未来を見通せる完全な予知能力を持っており、ヴァチカン宮殿の地下に考え得る最強の結界で厳重に封印されている。そのため１００年先までの未来しか見えないし、触ったものの未来しか分からない。１００年に一度ローマ法王が使う予定の日記帳に触れ、破滅的な災難が起きないかどうか占うのが昔からの決まりになっている。
竜崎霊華 ＃５４～ （声・山本百合子）
戦前の旧華族で、山奥に別荘を持っている元テニスプレーヤー。生前は日本庭球界のホープで、ウィンブルドンでの優勝は確実とまでいわれていた。しかし大会を目前にして太平洋戦争が勃発、大会は中止となりテニスにかけた彼女の夢は打ち砕かれたのである。その後彼女は無念の想いを抱えながら別荘で一生を終えたのだが、その想いは死後も消えず地縛霊となって別荘に留まり続けている。彼女のテニスへの執着は超大型の怨霊や悪魔に近いほど凄まじく、テニスの腕自体も生前と比べて全く衰えていない。
竜神王 ＃６４～
天地四海数多の竜神族を統率している王。最近仏道に帰依したらしく、それを疎ましく思っている竜神族も多いという。地上の竜神族との会議に参加するため、天龍童子と共に降臨して来ている。
ルシオラ ＃２８８～
土偶羅魔具羅によって創り出された、蛍をベースとした中級魔族。冥界とのアクセスを妨害できる１年でアシュタロス復活を果たすために創られたので、寿命は１年だけと短く設定されてその分パワーが大きくなっている。女婢守徒の裏切りを教訓としたアシュタロスの命令で霊体ゲノムに監視ウィルスを組み込まれたため、「１０の指令」に触れる行動を取るとその場で消滅してしまうらしい。土偶羅魔具羅がアシュタロスから命じられたことを、彼の手足となって忠実に実行している。一緒に夕陽を見てからというもの次第に横島に惹かれ始め、紆余曲折を経て結果的にアシュタロス側を裏切ってしまう事になる。光を操って幻影を見せたり、体内に持つ麻酔毒を注入して痺れさせたりする事が出来る。パピリオやベスパは同じ細胞から作られた妹たちであり、エネルギー源は水と砂糖。
霊団 ＃２２４～
成仏できずにいる無数の悪霊たちが、一つの目的のために集合したもの。元はおキヌが通っている学校にいた地縛霊だったのだが、その怨念に引き付けられてそこら中の悪霊たちが集まってきたのである。無数の霊が「群れ」として意思を持っている群生体なので、一部を吹き飛ばしても他の悪霊が加わって再生し再び襲ってくる。急所はなく諦める事もなく時間が経てば悪霊の数が増すばかりという、正攻法では倒しようのない厄介な存在。おキヌの魂と肉体が完全に重なっていない事に目をつけて、肉体を奪うために彼女を襲う。
六道冥子 ＃１０～ （声・西原久美子）
六道家第４９代目の式神使いで、一応プロのゴーストスイーパー。資格取得試験においては次席合格であった。自分の影の中には常に式神１２神将が潜んでおり、彼女の意志に従って出現する。元来気が小さくて臆病なためちょっとした事で取り乱してしまう上、感情が不安定になって興奮したり大泣きしたりすると式神たちが一斉に出現して暴走し、周辺一帯を焦土と化す折り紙つきの危険人物である。ゴーストスイーパー国家試験の時に初めて声を掛けてくれた美神に懐いており、一方的に美神を親友だと思っている。ちなみに、ニンジンが嫌い。
良子 ＃５６～
村枝商事に勤めているＯＬ。昔横島大樹と付き合っていた女性の一人である。
ワルキューレ ＃２０３～
美神を護衛するため人間界に派遣された、魔界第二軍所属特殊部隊大尉。ジークフリードの姉。警戒されないよう春桐魔奈美という人間に成りすまし、秘書として事務所に雇われることに成功する。一度は横島を完全な戦力外と決め付け事務所から追い出すが、立派に成長して全員の窮地を救った横島を一人前の戦士として認める。また初めは人間など虫唾が走るほど嫌いだったが、美神たちと付き合い始めて少し見方が変化してきている。